昼間はコジコードを見て回り、夕方寝台列車に乗るプランです。

宿の隣にある食堂で無料の朝食提供を受けました。選べるのでイディヤッパンにしました。気に入りました。


コジコードはカリカットと呼ばれていた都市で、ポルトガルのヴァスコ=ダ=ガマが水先案内人のイブン=マージドとともに上陸したことで有名です。


上陸したのは郊外にあるカッパドビーチというところのようなので、バスを探します。ネットで調べてもカッパドキアのことしか出てこないですが、ChatGPTさんがバスで行けるって言うので行ってみます。

バスターミナルで聞くと、近くのシルバンゴアというところまでバスがあるので、その先はオートを使えとのこと。今更ですがインドではトゥクトゥクではなくオートリクシャーという名前で、みんなオートと呼んでいます。

シルバンゴアまで30分ちょいで到着し、そこから2キロちょい。オートなんか乗りません。歩いて30分です。


ビーチの手前、ヴァスコ=ダ=ガマの記念碑がありました。ここに上陸したんですね。




ビーチです。穏やかで、人もほとんどいない。静かです。観光客よりも掃除のおばさまたちの方が多かったです。



この場所にポルトガル人が上陸し、ヨーロッパによるインド支配が始まりました。歴史的な現場ですね。最初は交渉を試みるもうまくいかず、結局武力でカリカットの土地を奪ったようです。

気持ちいい場所ですが、特に何もありません。





浸ったところで、また街に戻ります。歩きとバスでコジコードへ。


街でミールスというご飯を食べました。これまでも何度か食べています。米と汁のカレーは食べ放題。最高です。



これに魚のフライを1匹つけて190円です。魚が美味しくてかなり感動しました。イワシみたいでした。



街中を回ります。南インド教会です。



19世紀にスイス人宣教師によって建てられたそうです。尖塔だけが高く、他は低いのが独特です。



タリ・シヴァ寺院です。



ヒンドゥー教寺院ですが、塔門がありません。扉は黄金でした。





ミシャルモスクです。



これも不思議ですね。まったくモスクには見えません。モスクにはドームとミナレットがあるものだと学校で教わりましたが、違うみたい。
木造建築で、梁が目立ちます。14世紀からの歴史あるモスクだそうです。





歩いて宿に戻りました。前日の夜にチェックインしたので、夜までにチェックアウトすればいいというシステム。夜行利用なので助かります。軽くシャワーを浴びて、日記などの作業をしました。




インドの鉄道です。7年前、12時間の遅延で苦しめられたあのインド鉄道を再び利用します。因縁の相手。



しかし、かなりの進化を見せていました。なんとアプリで遅延情報が常に把握できるようになっていました。
これであと数時間で来ると信じて待ち続けなくて良くなりましたね。素晴らしい進化です。


宿にいる段階から1時間以上の遅れを把握していたので、ギリギリまで宿で待機できました。アプリの速報通り1時間20分遅れで来た電車に乗りました。
寝台の2等にしたので、エアコン付きで快適です。結構しっかり寝られました。


ゴアにあるマルガオン駅には3時間遅れで到着しました。遅れる習性はまったく変わっていないようです。それを見越して朝4時着の列車を選んだので、結果朝7時に到着しました。作戦通りで満足です。