昼過ぎの高速電車でヴィエンチャンに行きます。
朝ごはんをめちゃくちゃ食べて、午前中は宿でのんびりしました。高校野球もやってるし。
昼、鉄道駅まで歩きます。徒歩55分、楽勝です。歩いている人はまったくいませんでした。
途中で米麺をすすったんですが、お腹がパンパンになりました。旅に出て初めて、お腹パンパンでしんどくなりました。幸せなことです。
なんとか駅についたら、ルアンパバーンで会ったベルギー姉さんと再会しました。突然声かけられると、とっさに英語が口から出ないですね。列車の車両は別でした。ちょっとホッとしたのは否めません。
ルアンパバーンは痒くて、ヴァンヴィエンは冷房が寒くて、それぞれぐっすり寝られていません。電車でウトウトしたらあっという間に着いてしまいました。
ベルギー姉さんとは会えなかったので、そのまま路線バスで市街まで行きました。一日数本の電車なので、グダグダしてバスに乗り遅れるとバスもなくなります。
宿に荷物を置いて、少し歩きます。ヴィエンチャンはラオスの首都です。その割に全然高層ビルもないし、人も多くないようです。かといって、バンダルスリブガワンの様に整然ともしていません。なんと言ったらいいか。
ルアンパバーンで会った日本人の1人は、「田舎の商店街を歩いているようだった」と言っていました。なるほどね。
ショッピングモールもひっそりです。
メコン川沿いにアヌウォン王像。19世紀、ヴィエンチャン王国最後の王だそうです。
タイのチャクリ朝支配下に入っていたラオスのヴィエンチャン王国においてアヌウォン王が独立を宣言、しかし捉えられ、処刑されました。チャクリ朝はヴィエンチャンを編入し、王国は滅亡しました。アヌウォン王はラオスでは英雄視されているそうです。
ヴィエンチャン王国はラーンサーン王国から分裂した王国です。ラーンサーン王国は首都をルアンパバーンからヴィエンチャンに移し、その後ルアンパバーン側が独立して2つに分裂していました。ラオスの歴史はマイナーな上に細かく、なかなかスッと理解できませんね。
なお、ルアンパバーン王国は編入されず、内戦により王制が廃止されるまで存続しました。王宮などは以前見た通りです。
アヌウォン王像は川の方を見ています。タイまで数100メートル。そういうことなんでしょうね。
街中はやはり寺院が多いです。どれもゴージャスです。
ワット・シームアン。
ヴィエンチャンで一番参拝者が多い寺院だそうです。色々な像がありました。仏像から人間から、キャラクターが多いです。
この感じは完全にヒンドゥー教寺院ですね。女性の像もあるし、ルアンパバーンやヴァンヴィエンで見た寺院とはまた違います。
そのほか、別の寺院には大きな坐像や涅槃仏など。
シティピラーがありました。仏教寺院ではなく、町を作るために最初に建てる石柱が祀られています。地図ではtempleではなくshrineと書かれています。
屋根の重なり方がかっこいいです。階段には三つ頭のナーガがいました。ブルーアイズアルティメットドラゴンですね。
夜ご飯、普段は店で食べますが、屋台の米とおかずを持ち帰りにしました。主食であるカオニャウ(もち米)が食べたくなったので。
ルアンパバーン行きの長距離バスに乗って、休憩時に食べて以来です。
おかずに入っている唐辛子を食べたら、夜中お腹が痛くなりました。しんどいけどやむを得ないです。