チェンマイからバスでチェンライに移動します。体もだいぶ元気になりました。

3時間40分くらいで到着。タイの最北です。ランナータイ朝はチェンマイを中心に発展しましたが、建国当初はチェンライに都を置いていました。最初の13年間です。

宿はバスターミナルのすぐ近く。ベランダがあるため眺めもよく、洗濯物も干せました。エアコンなしのため、常に全開です。



さっそく街歩き。まずは中心にある時計塔です。



とてもゴージャスな作りです。チェンライは現在も寺院をたくさん建設中らしく、最近の芸術家が作った寺院が観光名所になっています。1990年代に作られたホワイトテンプルとその弟子が2000年代に作ったブルーテンプルです。
この時計塔はホワイトテンプルを作った芸術家が手がけたものだそうです。

時計は毎時、学校のチャイムを鳴らしていました。


ワット・プラケオへ。


人が少なく、厳粛な雰囲気です。1990年に作られたエメラルドの仏像があります。




バンコクの大人気スポットであるワット・プラケオはエメラルドの仏像があるためエメラルド寺院とも呼ばれていますが、その仏像は以前、チェンライのワット・プラケオに安置されていたそうです。
バンコクの方は人も多く、撮影禁止です。こちらの方は新しいものですが、じっくり見られていいですね。

背景も緑になっていて、いかにもな雰囲気です。



敷地内には博物館のようなものがあり、様々な仏像や袈裟などが展示されていました。別に面白くはなかったです。




ワット・プラ・シン。



より人が少なく、穏やかな気持ちになります。
本堂の前には、人面のヒンドゥーっぽい狛犬がいました。珍しいですね。興味深いです。



バスターミナルの横にはナイトマーケットがあり、食べ物屋台もたくさん出ていましたが、観光客価格でした。
少し離れたところに行くと地元の人が通う安くてうまい食堂がありました。
安易にマーケットで食べないのが肝要だと思うと同時に、ケチりまくっているのもどうなのかと思わないでもないですね。「1円でも安く」がしみついちゃってます。


宿は2人部屋で、相方はフィンランド人。面白い人でした。長く滞在しているよう。前日までフィンランド人の相方で、私が来たから別の部屋に移った日本人の方と3人で喋りました。日本の方も私と同じで、翌日チェックアウト。みんな住所不定無職で安心します。仲良くしてくれてありがたい。久しぶりに人と触れ合った気がします。




翌日、久しぶりに朝食付きだったので、たらふく食べました。こういうのが嬉しい。


チェックアウト、荷物をキープして、メンラーイ王像へ。



ランナータイ朝を創始した王で、現在でもスコータイのラームカムヘーン王と並ぶ人気があるそうです。立派な像が立っていますね。



小さい人形がたくさんあります。動物たちが付き従っているようでした。背景も豪華です。




やることがないので、少し足を伸ばしてワット・ローンスアテンに行きました。最近できたブルーテンプルです。






なるほどこれはゴージャスで現代的ですね。






伝統も権威もないので、特にワクワクはしません。まあでも全ての歴史的建造物も、最初はもちろん新しいので、この寺院も遠い未来にすごい遺跡になるのかもしれませんね。



出口の立像は、たくさんのドクロの上に立っていました。正直趣味が悪いとすら思えますが、これがいいんでしょうか。




バスの時間まで宿で休んでいると、フィンランド人がよくわからない葉っぱをくれました。クラトムというものらしい。洗ってむしゃむしゃ食べました。全然美味しくないけど、彼のいう通り「experience!」ですね。体に良くて、やばいものではなさそうです。旅っぽくていいですね。



彼とは連絡先を交換しており、私がチェックアウトした後、「日本人2人がいなくなって寂しい!新しく来たヨーロッパ人は全然喋らないしニコリともしない!」ってメッセージをくれました。面白くて、かわいいですね。また世界のどこかでお会いしましょう。