アユタヤの宿でたらふく朝食をいただきました。パン、シリアル、バナナ、コーヒー。本当にいい宿。

宿で手配してもらったバスでスコータイに行きました。バンコクからのバスに途中乗車なので、市街から離れた幹線道路まで行かなければなりません。仕方なしにグラブでバイクタクシーです。

バスは一等で、飲み物とお菓子付きです。なかなかやるなーと思っていたら、途中休憩でタダ飯がありました。少し量は少ないですが、さすが一等。

スコータイに着いたのは午後6時。バスターミナルの隣に立地している有能ぶりです。

少し離れているスコータイの遺跡は翌日行くことにし、市街地にあるメーラー廟へ行ってみました。



スコータイ朝第3代のラームカムヘーン王が母親のために建てた祠だそうです。めちゃくちゃ新しいので、改修しているんでしょう。

地元の人が熱心にお祈りしていました。

近くのマーケットはめちゃくちゃ賑わっていました。田舎町だと思っていたんですが、すごいですね。




翌日、スコータイ歴史公園へ。
市街から12km離れているので、バイクを借りました。以前は頻繁に出ていたバスが、あんまりないんだそうで。
ついにバイク免許と国際免許が生きる時が来ましたね。一度も提示は求められませんでしたが、事前に取得したので嬉しいものです。



制限速度70kmで飛ばしました。安全第一で。交通量も少なく気持ちよかったです。



歴史公園着。スコータイ朝の寺院が点在しています。

スコータイ朝は、タイ人初めての国家です。13世紀から15世紀にかけ、タイの北部に存在した仏教国です。
最盛期はラームカムヘーンで、タイ文字を作ったことでも有名です。
最終的にはあとから台頭してきたアユタヤ朝に併合され、消滅しました。


遺跡はとてもよく残っています。まずはワット・マハタート。
最も重要な王室寺院です。


独特な細い仏塔が中心で、両サイドには大きな仏像が立っています。


歴史を感じますね。かっこいいです。


ワット・シー・サワーイ。



3基のクメール式仏塔が残っています。クメールとはカンボジアのこと。
アユタヤもそうでしたが、仏塔にもいろいろな種類があり、面白いですね。


ワット・トラパン・ングン。


小さいですが、壁付きの仏像が有名です。


池の上に礼拝所跡もありました。水は清浄なもので、水の上に作るのはより清浄な場所で礼拝するためです。



ワット・サ・シー。



これも池の上にあります。仏塔、坐像、礼拝堂と、保存状態がいいですね。
水の近くなので鳥がやたらと多いです。



ラームカムヘーン大王像。1969年に作られたものです。イケメンです。



熱心にお祈りする人がいました。いかにタイ国民に尊敬されているかがわかります。



公園の外に出て、ター・パー・デーン堂




スコータイ時代より古く、12世紀前半、アンコール朝の時代に作られたものだそうです。
寺院ではなく祠で、むしている苔がいい味をだしています。


ここで借りていたバイクがパンクしました。
バイク屋に持っていき、宿と連絡をとってもらって修理しました。バイク屋いわく、あとで宿が払うということで、修理費を払いました。

城壁の北側に行き、ワット・シー・チュム。



巨大な坐像があります。スコータイの象徴ですね。デカさに圧倒されます。
穏やかな表情で全てを許してくれそうな感じがします。思わず手を合わせてしまいますね。


ワット・プラ・パーイ・ルアン。


非常に重要な遺跡らしいですが、1基の仏塔が残るのみで廃墟です。


寺院の脇から奥に進んでいくと、小さな集会所のようなものがあり、その中に金の涅槃像がありました。名前はよくわかりません。
ビジターズノートがあり、5日〜7日に1回くらいしか記入されていませんでした。それならばと、自分の名前とメッセージを書きました。普段はこういうことやらないんですがね。



アユタヤにはたくさんの日本人がいましたが、スコータイにはまったくいませんでした。中国人もほとんどおらず、欧米人がちょこちょこくらいです。宿の同室もメキシコ人、ロシア人でした。
場所ごとに観光客層が全然違うのも興味深いですね。


バイクで宿に戻ると、修理費はあなたが払えと。あなたがパンクさせたんでしょって。
それはないでしょ、お宅のバイクでしょって散々文句を言って、半額ずつということになりました。
修理費は40バーツなので大したことないんですが、残念です。



ともかく歴史的建造物を散々みて、バイクにも乗って、楽しい1日でした。