朝、鉄道駅に到着。9年ぶりのバンコクです。起点となる鉄道駅も新しくなっており、懐かしさは皆無。

とりあえず宿までの行き方を調べます。有名なカオサン通り付近ですが、近くに駅がないのでバスです。
バスを調べるのにViaBusというアプリが便利ということで、ダウンロードしておきました。

なるほど、停留所を選べば何番のバスに乗ればいいかわかる。
しかし、停留所を指定しなければいけないので、「宿に近い停留所ならどこでもいい」という要望は伝わりません。
すぐそばの停留所でも、路線が微妙に違えばめちゃくちゃ遠回りルートになってしまう。
しかも表示されたバスがいつ来るのかさっぱりわからない。改善を要望したい。

なんとか格闘し、なんとか宿まで到着。2時間近くかかりました。やっと街歩きです。



まずはスネークファーム。正確にはスネークファーム横の赤十字病院。
この旅唯一のミッションを果たしにいきます。黄熱病のワクチン接種です。
日本でもできますが値段が高く、多くのバックパッカーがここで接種しているようです。


病院最寄りの地下鉄駅を出ると、やよい軒がありました。芸人のたつろうさんよろしく「やよい軒!?」となりました。
値段を見ると、そこら辺の屋台の5倍くらいします。
これは精神的に辛いですね。めちゃくちゃ食べたいけど、流石に手が出ない。
ちゃんとした日本食が食べたいなあ。しんどいなあ。

接種の手続きはびっくりするほど簡単に済み、完了しました。現金払いで7,000円ちょい。日本だと2万円近くするので、かなりお得です。
待合所にはいろいろな国の人がいて、面白かったです。日本人もいました。同志という感じがしますね。


これで、完全体です。
なんとなく思い描いていたルートで旅をして、10カ国目のタイでワクチンが打てれば、もう初心者ではなくバックパッカーとして一人前と言えるかしらなんて、出発前に考えていました。
まさしくその通りに旅をしてきましたが、果たして一人前になったでしょうか。難しいですが、だいぶ慣れてきたのは間違いないですね。


近所にあるルンピニ公園、エラワン廟を散歩して、宿に戻ります。
ルンピニ公園は9年前にも来ました。懐かしい。大トカゲがいます。まさしく都会にある憩いの場という感じ。



エラワン廟はビル建設のためにブラフマーを祀ったものです。
建設時に事故が多発して、この廟を建てたら無事に完成したという、よくある話です。
タイは仏教国ですが、ヒンドゥー教の影響もかなり受けています。



金ピカで、多くの人がお祈りしていました。


街中は至る所に寺院があります。これぞタイって感じでいいですね。




宿に戻ると、チリ人とタイ人の2人が話しかけてくれて、一緒にご飯を食べました。
カオサン通り周辺を案内すると言ってくれて、散歩したんですが、やはり英語ができなすぎて途中から会話に入れません。

なんでもスマホで済むので英語ができなくても旅はできますが、ちゃんと打ち解けて仲良くなれないのは残念です。
表面的には意思疎通できても、混みいった雑談になると難しい。これでバックパッカー一人前なんて言えないですね。
よく考えると、やよい軒でダメージを受けている時点であやしかったかもしれない。


ずっと半人前のまま、英語はなんとか食らいつきつつ、旅を続けていくしかなさそうです。