本日はまず、郊外にあるバトゥ洞窟へ。電車で30分弱です。

バトゥ洞窟はヒンドゥー教の聖地になっており、文字通り洞窟が寺院になっています。
一大観光地で大変有名なようです。


到着!入り口に立っているのは、巨大なムルガン神の像。シヴァ神の息子の1人です。
このムルガン神像は300リットルもの金を使って作られたんだそう。かなりの迫力です。



日曜日ということもあるのか、かなりの人出です。日本人も結構いました。
日本語が聞こえてくると安心します。最近中国語のシャワーを浴びまくっているので。


カラフルな階段を登った先に洞窟があります。
272段。頑張って登ります。香港のライオンロックと比べたら余裕です。



猿や鳩が大量にいます。猿はかなり攻撃的です。



中は4億年前にできたという鍾乳洞が。上から差す太陽光も神秘的です。
しかし、4億年前というのは今まで見てきた遺跡と年代のレベルが違いますね。人類がいかに最近誕生したかわかります。




寺院自体は19世紀後半に開かれたんだそうです。
いかにヒンドゥー教がハデハデな装飾だとはいえ、洞窟の雰囲気が壊されていないのはとてもいいですね。
鍾乳洞をしっかり見る余裕があります。




ただ、階段は2018年にカラフルに塗られたものです。
個人的には全く必要ない事業だと思いますが、インスタ映え全盛期なので仕方がないんでしょう。


この洞窟、入場料が無料です。電車代しかかかりません。
階段を塗って観光客を呼ぶなら、いくらかとってもいいような気がしますが。さすがヒンドゥー教ということなんでしょうか。




満足したので、電車で市内中心に戻り、国家記念碑へ。
マレーシア独立のために戦死した兵士を讃える記念碑です。

正面には、15メートルを超える巨大なブロンズ像があります。



後ろには少し控えめな記念碑が。第一次大戦、第二次大戦、独立戦争と3つの期間が記されています。



ここも多くの人が訪れていました。

考えてみれば、どの国にもこういった記念碑があります。
戦争に巻き込まれていない国なんてないんだということが実感されます。その痛みをどう捉えていくかで世界が分断されないよう、祈るばかりです。


国立モスクであるマスジット・ヌガラ。
非ムスリムはスマホで入場登録をして入ります。無料です。

1965年に作られた、近代的なモスクです。ミナレットも高い。






中は一般的な広いモスクですが、外国人向けのパンフレットが置いてありました。
観光地の一つとして外国人にも開かれた空間になっています。ありがたいことです。
もちろんメインのお祈りスペースは入れません。




夕方は、珍しくご飯の約束がありました。
ブルネイで出会った韓国人女子学生の方と。クアラルンプールに留学中で、私のインスタを見て誘ってくれました。

巨大ショッピングモールのフードコートで韓国料理を食べました。
ビビンバとスンドゥブをがっつり食べて、韓国料理だからっていう理由で奢ってくれました。本当にありがたいことです。


しっかり2人前ですが、美味しいので完食間近までいくと、そんな腹減ってるの?と言われてしまいました。
そうか、韓国料理は残した方が良かったんだった。ひとくちだけ残しました。もったいないなあ。



旅先で会って、また再会してご飯を食べるなんて、とても素敵なことですね。
今度日本に来たら寿司を奢ると伝えました。私が日本にいる時にね。