今日は街中歩きです。

まずは中心のオランダ広場へ。




がっつりレンガ色です。キリスト教会もレンガ色です。オランダなのでプロテンスタントです。


ポルトガル、オランダ、イギリス、日本、イギリスと各国は支配した都市ですが、中心部はオランダ様式が残っています。イギリスも日本もそのまま使ったようです。


セント・フランシスコ・ザビエル教会。




ザビエルはポルトガルから東洋へ行き、インド各地で布教したのちマラッカに来ました。モルッカ諸島へ行ったのちマラッカに戻ったところ、弥次郎という日本人と出会いました。
弥次郎は日本で殺人を犯し、ポルトガル船でマラッカに逃れていました。弥次郎は洗礼をうけキリスト教徒となりました。

ザビエルは弥次郎の影響で日本に行くことを決断し、布教を行いました。日本でザビエルが超有名なのも、この出会いがきっかけです。



というわけで教会の中にザビエルと弥次郎2人の像があるはずだったんですが、工事中で入れませんでした。とても残念。




ポルトガル時代の砦も残っていました。サンチャゴ砦。対オランダとして築いたものです。結果奪われてしまいましたが。




丘の上には、セントポール教会。見晴らしがよく、教会ですが実質は軍事基地です。マラッカ海峡が見渡せます。



正面にはザビエル像があります。
ザビエルの死後、遺体がローマに送られた際、右手がなくなったそうです。それでこの像も右手がありません。


マラッカ・スルタン・パレス
マラッカ王国時代の王宮を再現しています。




オールドタウンへ。中華街になっていますが、廟、仏教寺院、モスク、ヒンドゥー寺院が多くあります。
中国人が多い。それぞれの店もとても賑わっています。



青雲亭。立派な仏教寺院です。中心は観音菩薩ですが、それ以外は道教廟そのままです。



カンポン・クリン・モスク。



カンポン・フル・モスク。
プールみたいな沐浴所もありました。




ともにモスクというより仏教寺院のような外観。三段屋根はスマトラ様式なんだそう。


スリ・ポタヤ・ヴィナヤガ・ムーティ寺院。



マレーシア最古のヒンドゥー寺院らしいですが、おそろしくちゃっちく見えました。他が立派だからか?



川沿いはカラフルは建物が並んでいます。
「観光地ですよー!インスタ映えですよー!」という主張が強すぎないか?と思ってしまいます。もうちょっと歴史的な街並みがいいなあ。




再び広場に戻って、スタダイス。オランダ提督の住まいとして建てられ、現在は歴史博物館になっています。
各国の統治時代について紹介されていました。しっかり英語を読んだわけではないですが、特に感謝や憎しみなどはなく、淡々と事実が紹介されているように思えました。


中国の明からマラッカを訪れた鄭和のコーナーもありました。

この来航がきっかけで交易が活発になり、この地域のイスラム化も進んだと言われています。






夜は町中に屋台が乱立していました。金土日はこうなるらしいです。人でも多く、お祭りのようで楽しいですね。