中心地から離れた寺院に向かいました。

まず、徒歩1時間でゴア=ガジャ寺院へ。11世紀ごろに作られたとされる石窟寺院です。
神聖な場所ということで、こんな看板がありました。日本語あり。


階段を降りていくと、立派な沐浴場がありました。全部で6体の女神像が水を注いでいます。




その横に石窟寺院がありました。入り口は魔女ランダの口になっているとのこと。



かなりの迫力ですね。


内部は線香が焚かれていました。奥にはシヴァ、ビシュヌ、ブラフマーを表す3体の男根像があり、逆側にはガネーシャの像が。神聖な雰囲気でとても良かったです。




イエ=プルへ。長さ25メートルの岩壁彫刻があります。これは14世紀ごろに作られたものです。



狩の様子や踊りなど、当時の神話にある世界観が表現されていました。見応えがあります。





考古学博物館へ。サンスクリット文字の石碑や、土葬用の石棺などがたくさん展示されていました。11世紀から14世紀ごろに栄えたバリ王国で使われていたものだそうです。



特に石棺は色々な種類があり、とても面白かったです。



クボ=エダン寺院へ。誰もおらず扉も閉まっていましたが、鍵がかかっていなかったのでしれっと入場。

大きなビマ像が有名とのことでしたが、あまりピンときませんでした。せめて腰巻きがなければなあ。




プナタラン=サシ寺院へ。ここはバリ王国の中心的寺院だったそうです。
中でも、寺院の奥にある銅鼓は、青銅製では世界最大のものらしいです。





受付のおばさんはいましたが、参拝者は誰もいませんでした。




すぐ近くの食堂で昼食です。約100円。ウブドの中心地から離れるとちゃんとこういう食堂がありました。




中心地で似たようなメニューを頼めば500円くらいはするでしょう。がんばって歩いてきて良かったです。帰りも頑張って歩きました。



夜まで休憩し、ケチャと炎のダンスを見に行きました。小さな寺院での開催ですが、観光客で溢れかえっていました。
特に西洋系の方々がめちゃくちゃいました。ちょっとうるさい。


上裸の男性たちが集団で声と動きで取り囲み、特別な衣装を着たキャストがラーマーヤナの物語を進めていきます。






物語は正直よくわかりませんが、これぞ!って感じがとてもいいですね。



ラーマーヤナ終了後、今度は火の儀式がありました。龍を模した人形を担いだ男性が、燃え盛る火鉢を素足で蹴っ飛ばします。



蹴っ飛ばしてはトンボでかき集め、また蹴っ飛ばすという繰り返し。
火の上をジャンプするのかなと思ったんですが、よっぽどすごかったです。

公演終了後は、男性の足が真っ黒になっていましたが、へっちゃらだよという笑顔でした。



バリ島の宗教と文化にしっかりと触れた1日でした。

相変わらず宿の皆さんは無愛想で悲しいですが、久しぶりのビンタンビールを飲んで締めくくりました。