朝起きると、宿のすぐ近くでバザールをやっていました。日曜午前のみのバザール。食べ物屋台もあるとのこと。


これうまいよ!1ドルだったよ!とカナダの方が教えてくれました。
現金節約を少し考えましたが、断ってばっかりもなんだし、同じものを買って朝食にすることに。

昨日、同じ方に「一緒にクロコダイル見に行こうよ!割り勘しようよ!」と誘われ、断ったのも申し訳なく思っていました。
少しは周りにも流されないといけませんね。


残りわずかの現金でバスに乗り、ブルネイ第3代スルタン、シャリフ=アリ廟へ。
中心地から離れた場所にひっそりとあります。



彼の治世は15世紀で、ブルネイに初めてモスクを建てたんだそうです。
偉大な人物なら、もう少し大きく立派な廟にしてもいいのにと思いました。


すぐ近くには、第5代スルタン、ボルキア廟がありました。
治世は16世紀前半で、彼の時代がブルネイの最大版図だそうです。フィリピン南部のミンダオ島も支配下に入れていました。



やはりひっそりです。



隣には、コタ・バトゥ考古学公園がありました。
前述の2人が治めていた時代、15〜16世紀の住居跡が発見されたそうです。
しっかりと屋根がついていました。




帰りは徒歩1時間です。
最後に宿近くにある道教寺院へ。イスラム教国ですが、やはり中国系の方も多数数でいるようで、熱心に祈る方もいました。
東南アジアにおける中華系の勢力の強さがよくわかります。




昼前に宿に戻り、チェックアウト。
ゆっくり紅茶を飲んでからバスで空港へ。
バンダルスリブガワン→クアラルンプールでトランジット→デンパサールというプランです。


昨日知り合った韓国人女子学生と、同じ宿の中国人AI画像クリエイターと同じ飛行機でした。
女子学生はクアラルンプールで留学中、クリエイターはトランジットで香港へ。無職はバリ島へ。
それぞれの道に向かいます。


ブルネイ・ダルサラーム、見どころはそこまで多くないですが、物価と衛星面ではとても過ごしやすい国でした。
そもそもどうしても行きたかった訳ではなく、訪れる国数を稼ぐ目的で行きましたが、とても良かったです。