ビガンから夕方に戻り、マニラで一泊だけして翌朝セブへの船旅というプランです。

寝るだけなので一番安い宿にし、その安さに見合う限界クオリティでしたが、なんと日本人の方が1人泊まっておられました。1つ年上のお兄さんです。

すでに食事は済んでいるとのことで、私だけ食べるのに付き合ってくれ、ビールを一緒に飲みました。
お互い安さを追求する中で、彼は飯を抜いたとしても酒は抜けないとのことでした。
私はなるべくビールを我慢して旅行しているので、かっこいいです。

そのまま地元の青年たちの宴席に2人で混じり、楽しく飲ませてもらいました。
1人では入っていけなかったですが、こんなの普通だよとのこと。

とてもいい思い出になりました。また世界のどこか、あるいは日本で、安い酒を一緒に飲めたらいいな。





朝、タクシーでフェリーターミナルへ。ターミナル周辺はスラム街だから絶対タクシーで行けという情報でした。



チェックインし、荷物検査ののち乗船。犬さんによるチェックも。



午前9時出航です。
ベッドを確保。冷房が寒いので50ペソでブランケットを借ります。
デッキに出ると気持ちいい!出航すると風がなお気持ちいい!
ずっとデッキにいると暑いので出たり入ったりです。




個室→少人数ドミ→エアコンあり大部屋→エアコンなし大部屋というグレードの順。私は3番目にしました。

船室はこんな感じでした。



そもそもマニラからセブは飛行機で行けば2時間で着きます。船だと22時間かかります。金額はほぼ変わりません。
でも、楽しい!旅してるって感じですね。これぞ醍醐味。


とにかく時間があるので、海を眺めたり昼寝したり日記を書いたり、のんびり過ごしました。


マニラを出航してすぐ、コレヒドール島の脇を通りました。

フィリピンに行くにあたり、コレヒドール島にぜひ行きたいと思っていたんです。
第二次大戦中、日本軍とアメリカ軍が大激戦を繰りひろげた地で、さまざまな軍事施設や記念碑が残っているはずです。
この島はツアーでしか上陸できず、問い合わせたところ現在はツアー開催していないとのことでした。
無念ですが諦め、船で眺めるだけとなりました。







船内は3食つきです。量が少ないので、別でご飯を注文している人が多かったです。私もカップ麺を買いました。
せっかくなので夜ビールを買ったら、お菓子がついてきました。ビール自体は街中より割高でしたが、、、





夜は食堂でコンサートがあったり、飽きさせない工夫がありました。




24時間かけて朝9時到着なのですが、夜早々に寝ていた周囲の高齢な方々が、午前4時ごろから大声でおしゃべりを始めました。
5時過ぎには爆音で音楽をかけ、ノリノリで歌っていました。こちらも寝ていられません。


若干むかつきましたが、どうやらみんなを起こしてあげている感じっぽいです。実際みなさん起き出していました。
朝食も6時以降なんだし、せめてそれまでは寝かせて欲しかったなあ。そういう文化なんでしょう。
爆音を流していたおばあちゃんもにっこり笑顔でおはようって。ちっ、起こしてくれてありがとうね。



少し遅れて9時半に到着。素敵な船旅になりました。