今回は私pan-sheが選ぶ歴代NBA選手ランキングを発表します。身長別にランキングしたいと思いますので、お付き合い頂ければと思います。
ランキングは以下を考慮しています。
・ABA時代は除外
・上記のため、ジュリアス・アービングの最初の5年間などは考慮から除外
・キャリア通算で選手を評価
あくまで『私の』ということなので、色々と違う点はご了承下さいませ💦
皆さんのランキングは違うと思いますが、よろしければ楽しんで見てくださいね。
5-10フィート以下/178cm以下の選手
TOP10
第10位 ブレビン・ナイト
178cm/78kg/キャリア12年
キャリア最高シーズン2004-05
9.0ast,2.0stl,10.1pts,FT85%
Happy 47th birthday to former Cavs, Grizzlies and Bobcats guard, Brevin Knight!!
— Sportskeeda Basketball (@Basketball_SK) November 8, 2022
⭐ 1st round pick on the 1997 NBA Draft
⭐ 1998 All-Rookie first team
🏀 5,342 career total points pic.twitter.com/2hm3kTb403
ルーキー時代にはキャブスにドラフトされ、シーズン平均8.2ast、2.5stl,9.0ptsを記録し、プレーオフ進出に貢献しました。しかし、アンドレ・ミラーの台頭もありホークスへトレードされると、徐々にベンチからの出場となりました。2004年に新規参入したシャーロット・ボブキャッツでは、不動のスターターとして再び脚光を浴びました。ゲームメイクを第一に考える、ストックトンのような正統派ポイントガードであり、堅実なゲームメイクで役割を果たすバックアップ選手として長く活躍しました。スリーポイントは打たず、主にミドルレンジからのシュートを放ちました。
第9位 ネイト・ロビンソン
175cm/81kg/キャリア11年
スラムダンクコンテスト優勝×2
キャリア最高シーズン2008-09
3.9trb,4.1ast,17.2pts
I co-authored 3x NBA Dunk Champion Nate Robinson's autobiography "Heart Over Height"
— Jon Finkel📚💪 (@Jon_Finkel) February 18, 2023
This is the untold story of how 5'8" Nate convinced 6'10" Dwight Howard to let him do this dunk, live...
In front of 9 million fans: pic.twitter.com/FZm6fpqSkW
驚異的な運動神経と跳躍力を持ち、175cmの身長でも試合中にスラムダンクを叩き込み、多くのファンを魅了した才能溢れる選手でした。ニックスに5年間在籍した後は、数々のチームを転々としました。プレーにムラがあったため、主にシックスマンとしてチームを盛り上げる役割を果たしました。オールスター本戦には出場できませんでしたが、スラムダンクコンテストには4度出場し、そのうち3回の優勝を果たしました。自身の身体的な才能を最大限に生かし、輝かしいキャリアを切り開いたユニークで記憶に残る選手でしたね。引退後の2020年にはプロボクサーとしてマイク・タイソンの前座試合でデビューし、多くの人を驚かせました。
第8位 スパッド・ウェブ
168cm/60kg/キャリア12年
スラムダンクコンテスト優勝×1
キャリア最高シーズン1991-92
7.1ast,1.6stl,16.0pts,FT86%
Happy 61st Birthday, Spud Webb! pic.twitter.com/Tpm6UUfLx7
— NBA Cobwebs (@NBACobwebs) July 13, 2024
9位と非常に悩みましたが、長らくホークスというプレーオフチームで活躍していた点を評価しました。残念ながら、ウェブに関しては当時の評価を探しても、ダンク以外の話題があまり取り上げられておらず、プレー面を正しく評価することが難しい選手です。小柄な上に体の線も細いため、ディフェンスでは不利になりがちです。しかし、キングス時代の4年間は平均30分を超える出場時間を得ており、スターターとして活躍しました。試合動画を見ると、180cm程度のガードであればジャンプ力を活かして難なくシュートを決めています。また、インサイドに切り込んでビッグマンをかわしながらレイアップを決めることもでき、その技術の確かさを感じました。2010年からはGリーグのテキサス・レジェンズにてオペレーション社長を務めています。
Un día como hoy, hace 38 años, Spud Webb hizo historia: se convirtió en el jugador más bajo (1,68m) en ganar un Concurso de Mates de la NBA pic.twitter.com/PzkqXoIK8k
— Pasion Basket (@PasionBasketNBA) February 9, 2024
第7位 マイケル・アダムス
178cm/78kg/キャリア11年
オールスター出場×1
キャリア最高シーズン1990-91
10.5ast,2.2stl,26.5pts,FT88%
Michael Adams! pic.twitter.com/DT3xR6AJOZ
— David Levine (@dlevine09) June 12, 2023
全盛期のアダムスは90年代では珍しく、1試合にスリーポイントを平均8本も放つ選手でした。しかし成功率は33%程度であり、非常に順位付けが難しい選手です。所属していたナゲッツではファット・リバーと共にツインガードとしてコンビを組み、速攻主体のオフェンスにおいて、非常にマッチしているように思えます。引退後はグリズリーズなどでアシスタントコーチを経験したのち、WNBAで1年のみヘッドコーチを務めました。
第6位 デイモン・スタウダマイアー
178cm/77kg/キャリア13年
新人王
キャリア最高シーズン1996-97
4.1trb,8.8ast,1.5stl,20.2pts
.@Iambiggie503 is a Top ___ Raptor of All-Time? Damon Stoudamire AKA Mighty Mouse. The first #Raptors leader. #WeTheNorth pic.twitter.com/Lwup9MKI9L
— Revival (@RaptorsRevival) December 5, 2023
1942年のアメリカ・アニメ、ネズミのヒーロ『マイティ・マウス』のタトゥーを右腕に入れていたことから、マイティマウスの愛称で呼ばれていました。ラプターズ時代はエースとして活躍し、移籍後には強豪チームのブレイザーズでボールをシェアしあいながらも活躍しました。現代のようなドリブル力とシュート力が求められる時代においては、恐らくオールスターに1.2度は出場でき、さらに評価を高めていたと思います。この当時にはそれだけのプレーを許してもらえる立場になれず、次第にキャリアも下り坂を迎えてしまいました。引退後はグリズリーズやセルティックスでアシスタントコーチを務め、2023年からはジョージア工科大学にてヘッドコーチとなりました。
第5位 マグジー・ボークス
160cm/61kg/キャリア14年
キャリア最高シーズン1993-94
4.1trb,10.1ast,1.7stl,10.8pts
OTD in 1989, Muggsy Bogues posted a career-high 19 assists. He would reach that total again on two later occasions in 1993 and 1994.
— Hornets Lead (@HornetsLead) April 23, 2023
Legend. #LetsFly pic.twitter.com/7VlblIbuiL
ターンオーバーが非常に少ない、優秀なゲームメイカーです。ボークスが最高だったシーズンは、ホーネッツに在籍していた27歳からの4年間でしたが、その間の平均アシスト9.1に対してターンオーバーは1.9。司令塔がボール回しを行っていた90年代において、このミスの少なさは凄いと思いました。ディフェンスでも相手にピッタリとくっつき、簡単にボール運びをさせないことで、そのハンデを埋めようとしており、常に手を緩めず、スタミナ的にも優れた選手でした。引退後はしばらく不動産業を営んでいましたが、2005年にはWNBAのヘッドコーチも務めたり、2014年にはホーネッツのアンバサダーに任命されるなどしました。
Happy birthday to Charlotte Hornets legend and Wake Forest grad, Muggsy Bogues, who is still the Hornets franchise leader in assists and steals! 📼: @DUNKC0MP 🏀✨ pic.twitter.com/j78F9sLEnz
— CLTure® ( culture ) (@CLTure) January 9, 2024
第4位 アイザイア・トーマス
175cm/83kg/キャリア12年
All-NBA×1、オールスター出場×2
キャリア最高シーズン2016-17
5.9ast,28.9pts,FG46%,3P38%,FT91%
⚠️ | É OFICIAL!
— Celtics Nation 🇧🇷 🇵🇹 (@CelticsNatiion) August 9, 2021
Isaiah Thomas está de acordo em se juntar à equipe do Boston Celtics, o Celtics é que não está. pic.twitter.com/52Pn1bW9aK
全盛期の活躍だけで考えると、このランキングでは断トツで№1だと思います。しかし、度重なる怪我によってキャリアのピークは短く4位となりました。この身長でもキャリアハイは52得点と素晴らしいスコアリング能力を発揮し、2017年のAll-NBA-2ndチームに選出され、MVP投票でも5位となるなど、圧巻のパフォーマンスを見せました。怪我後は中々、ロスター入りすることができず、2024年はサンズとの10日間契約でわずか6試合の出場に留まりました。全盛期は誰も止められない選手だっただけに、もう一花咲かせて欲しいです。
TOP3に入る前にランキング対象外となってしまった選手を数名紹介したいと思います。
アール・ボイキンス(165cmの身長ながら、コンボガードとしてベンチから得点力を発揮)。フレッド・スコラリ(40年代のポイントガードで2度のオールスターに出場)。JJ.バレア(マブスに11年間在籍し、優勝時にはジェイソン・キッドの控えとして活躍)。チャーリー・クリス(ドラフト外から奮闘し、80年代のホークスに7年間在籍)。ラルフ・ベアード(49年から2年間だけプレーし、大学時代の八百長を告発され永久処分となる。しかし、その2年間でオールNBAチーム選出)。
Nuggets at Rockets means it's time for an obligatory Yao Ming & Earl Boykins photo. Enjoy.📏🇨🇳1️⃣1️⃣#Nuggets #Rockets pic.twitter.com/y73Z5hieeZ
— Nuggets Nostalgia (@DNNostalgia) March 1, 2023
第3位 エイブリー・ジョンソン
178cm/79kg/キャリア16年
優勝×1、スポーツマンシップ賞×1
キャリア最高シーズン1994-95
8.2ast,1.4stl,13.4pts,FG52%
@spurs legendary role players….
— SunnySan210☀️🌮 (@SASports210) February 9, 2024
Avery Johnson.
Stand up and salute the little general 🫡
10 seasons
Average/game
10pts
7ast
And immeasurable heart & leadership pic.twitter.com/uWIG1NL1yd
エイブリー・ジョンソンは評価の分かれる選手だと思います。得点力はNBAでは平均以下であり、身長も低く、記憶に残るような派手なプレーも好まず、スパーズでの10年はデビッド・ロビンソンの引き立て役でした。しかし、プレーオフの常連チームだったスパーズにおいて、不動のスターターでした。"The Little General"で呼ばれた愛称が示す通り、チームでリーダーシップを果たしていたのはロビンソンではなく、彼だったのです。1999年のNBAファイナル第5戦では勝利を決定づけるシュートを決め、勝負強さもあることを証明しました。引退後の2006年にはマブスにてコーチ・オブザイヤーを受賞しました。
June 25, 1999: San Antonio's Avery Johnson hits the game-winner with 47 seconds to go in Game 5 of the NBA Finals, and the Spurs win their first NBA Championship.
— NBA Cobwebs (@NBACobwebs) June 25, 2024
Johnson also had 9 AST and Tim Duncan scored a team-high 31 PTS in the 78-77 victory over the Knicks. Latrell… pic.twitter.com/dwKDTJbFP5
第2位 カルヴィン・マーフィー
175cm/74kg/キャリア13年
殿堂入り、オールスター出場×1
キャリア最高シーズン1978-79
4.3ast,20.2pts,FG50%,FT93%
Join us at the NBA Store at the Houston
— NBA Store (@NBASTORE) January 9, 2024
Galleria this Thursday, January 11th to meet Rockets
Legend Calvin Murphy and @HoustonRockets Mascot Clutch from 5:30-6:00PM! Can't wait to
see you all there🎉🏀 pic.twitter.com/KsPCLOK9L1
13年のキャリア全てをロケッツで過ごしました。5度のシーズン平均20点オーバーを記録しており、積極的にシュートを打つタイプのポイントガードです。またキャリアで6度もFT成功率90%以上を達成しており、1981年にはFT95.8%と驚異の成功率を誇りました。マフィーが在籍していた70年代は現代と同じくスター的なガード(ウォルト・フレイジャーやピート・マラビッチ、ジェリー・ウェストなど)が多くいるため、個人賞はそれほど獲得できませんでした。アメリカのマニアなNBAファンの間では度々、殿堂入りに相応しいのか議論がなされます。大学1年生時に平均48.9ptsを記録し圧倒的なパフォーマンスを見せたという点も考慮されているのではないかと考えられています。
第1位 スレーター・マーティン
178cm/77kg/キャリア11年
殿堂入り、優勝5回、All-NBA-Team×5
オールスター出場×7
キャリア最高シーズン1954-55
3.6trb,5.9ast,13.6pts
🏀 April 10, 1953: Texas-ex Slater Martin wins the third of his five NBA titles as the Lakers close out the Knicks with a 91-84 win in Game 5. 🤘 #HookEm
— HornsSportsPast (@hornssportspast) April 11, 2022
📋 Box score: https://t.co/1HcHPBo07J pic.twitter.com/hrOJStOzZg
ジョージ・マイカンと共にレイカーズで4度の優勝をもたらした、当時のスター・ポイントガードです。ホークスへと移籍した際にも、スターターとして1度の優勝を果たしており、50年代の優勝請負人とでも呼べる存在がマーティンでした。Hall of fameでは『モダン・ポイントガードの先駆者として活躍し、優れたプレーメーカーであり、粘り強いディフェンダーでもあった』と評価されています。当時を知るNBAファンは、『50年代において、最高のディフェンダーの1人だ』とも語っています。プレーの質などは映像などで判断は非常に難しく、ただ実績が他の選手を圧倒しているため、今回のランキングでは1位としました。