ポートランド・トレイルブレイザーズ/57勝-25敗

 

CLYDE DREXLER/JEROME KERSEY/BUCK WILLAMS

  • クライド・ドレクスラーやテリー・ポーターらを中心に長年ロスターを大幅に変えずにプレーしていたチームです。2年ぶりにNBAファイナルへと戻ってきました。
  • ドレクスラーは初となるオールNBAファーストチームに選出され、シーズン平均25得点と6.6リバウンド、6.7アシストを記録しました。
  • パワーフォワードのバック・ウィリアムズは3年連続でオールディフェンシブチームに選出されました。

 

ゴールデンステート・ウォーリアーズ/55勝-27敗

 

TIM HARDAWAY/SARUNAS MARCIULIONIS/TYRONE HILL

  • 3年間チームに在籍していたエースガードのミッチ・リッチモンドをサクラメントへとトレードさせ、代わりにビリー・オーウェンスを獲得しました。監督であるドン・ネルソンはリッチモンドより大きく、多才であるとオーウェンスを評価していました。
  • オーウェンスはリッチモンドに代わるほどのスター選手にはなりませんでしたが、結果としては前年よりも11勝を上乗せし、ティム・ハーダウェイとクリス・マリンはオールNBAチームに選出され、ネルソンはコーチオブザイヤーに輝きました。
  • シャルーナス・マーシャローニスは前年度よりもプレータイムを増加させ、ベンチからの出場でシーズン平均18.9得点(53%のシュート成功率)を記録しました。
  • まだ若手時代のタイロン・ヒル、カードの写真はやらされてる感が強く思えてしまいます(シクサーズ時代を見るともっと、こんなことしなさそうな武骨なイメージが…)。

 

フェニックス・サンズ/53勝-29敗

 

JEFF HORNACEK/KEVIN JOHNSON/DAN MAJERLE

  • ジェフ・ホーナセックがシーズン平均20.1得点を記録し、初となるオールスターに出場しました。
  • ダン・マーリーもオールスターに出場し、2年目のフォワードであるセドリック・セバロスはスラムダンクコンテストで優勝しました。
  • ホーナセックはこのシーズンが終了した後に、フィラデルフィア・76ersへと移籍します。

 

シアトル・スーパーソニックス/47勝-35敗

 

SHAWN KEMP/RICKEY PIERCE/MICHAEL CAGE

  • このシーズンはヘッドコーチが3度入れ替わります。最後にやってきたジョージ・カールはこの後1997-98シーズンまでチームを率いて、1度のNBAファイナルに進出します。
  • 3年目のショーン・ケンプはまだ成長段階で前シーズンは主にスターターを務めましたが、このシーズンはベンチからの出場が多くなりました。それでもシーズン平均15.5得点と10.4リバウンドを記録しました。(このカードの写真カッコいい!)
  • 移籍したゼイビア・マクダニエルズに変わってリッキー・ピアースが得点源となり、シーズン平均21.7得点を記録しました。

 

ロサンゼルス・クリッパーズ/45勝-37敗

 

DANNY MANNING/DOC RIVERS/GARY GRANT

  • シーズン平均19.3得点のダニー・マニングと18.2得点のロン・ハーパーを中心としたチームはプレーオフに第7シードで進出しました。
  • シーズン前半チームは22勝25敗と負けていましたが、サンアントニオ・スパーズを指揮していたラリー・ブラウンがシーズン後半からコーチとなって以降は徐々に勝利を重ねました。
  • 2年目のロイ・ボウトはベンチから21.4分出場しました。ボウトがチームの中心選手となるのは、この3年後となります。

 

ロサンゼルス・レイカーズ/43勝-39敗

 

JAMES WORTHY/SAM PERKINS/A.C. GREEN

  • シーズン開幕前にマジック・ジョンソンがHIV感染を理由に引退しました。しかし、オールスターにはジェームズ・ウォージと共に出場し、25得点と9アシストの活躍でオールスターMVPを受賞しました。
  • マジックの代役としてソニックスからセデール・スリーットを獲得しました。スターターとして全試合に出場しシーズン平均15.1得点と7.2アシスト、2スティールを記録しました。
  • シーズン開幕時にはマジックなしでも10勝3敗を記録していましたが、徐々に苦戦を強いられ、1975-76シーズン以来となる成績にまで落ちてしまいました。

 

サクラメント・キングス/29勝-53敗

 

MITCH RICHMOND/LIONEL SIMMONS/DUANE CAUSWELL

  • ウォーリアーズからトレードで獲得したミッチ・リッチモンドがチームのエースとなり、シーズン平均22.5得点と5.1アシストを記録しました。
  • 昨シーズから続くアウェイゲーム43連敗となるなど、あまり良いシーズンではありませんでした。