前回、「人は変わる」という内容を述べた。
今回は、逆説的に「『書いたモノ』は変わらない」
ということを、考えてみた。
「書いたモノ」が変わらないのは、当たり前だ。
例えば、書籍を出版して世に認知されてしまったら、
その考え方や、内容はずっと保存されるだろう。
そして、出版されてから数年経って、その本を読んで感動して、
著者に、「感動した!」とメッセージを送っても、
当の著者の方は、その時の人とは別人になっており、
「ほー、そうか。」くらいの反応なんだろう。
何を隠そう、この私も、出版後数年たった本を読んで感動し、
その著者に、「感動した!」というメッセージを送ったことがある。
当時は、その返事が無かったことを、残念に思っていたが、
しごく、当たり前の反応だったと、今ならわかる。