「机上の空論」を深く考える(2) | かんとれ!

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前回のつづきである。





そもそも、「ビジネス思考」と、「アカデミック」なアプローチの違いとは何だろうか?






私は、「時間」なのだと思う。







「アカデミック」なアプローチでは、真実を見つけるために、



100年という歳月を費やしても許される。







一方、ビジネスでは、スピード勝負だ。




真実でなくても、ベターな考え方であれば、




ドンドン実践して利益を出していく。






と言うことであれば、「ビジネス思考」とは、




「真実ではないけれど、ベターを追い求める考え方」といえる。






よって、世の中を「ビジネス思考」だけで、捉えてしまうと、




間違った方向に向かってしまう可能性を示唆していないだろうか。






世の中を、決定的に間違った方向に向かわせないためにも、




アカデミックな机上の空論は、確実に必要であるということが言える。




(完)