大前健一氏が、以前、「出来る人間は、右脳と左脳を両方使って考えることができ、右脳と左脳をつなぐ回
路が太いのだ。」と言っていたのが頭の中で引っかかっていた。
私自身も、9年間にもおよぶ中小企業診断士の二次試験むけの試験勉強の中で、右脳と左脳の同時使用の大切さを体感していた。
理論を暗記し、ロジックで診断書を書いても試験には受からなかった。
しかし、合格した年は、事例の文章を読む際に、頭の中でビジュアル化しながら理解していくことに努めた。
温泉旅館の診断事例なら、温泉の湯気、ほてった体、仲居さんの笑顔なんかもイメージしながら文字を追った。
イメージするという余計な工程を入れたにも関わらず、制限時間内に改善点が湧き出てきたのである。
大前さんは、自分と同じ感想をもたれていると、漠然と感じていた。
ところが、次の本にも同じようなことが書いてあったのである。
- 戦略「脳」を鍛える/東洋経済新報社
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この本の中に、次のくだりがある。
『プロの棋士は「これだ」という手を右脳で導き出し、次に左脳で論理的に仮説を検証している。』
コンサルタントや中小企業診断士だけでなく、将棋や碁の棋士も、右脳と左脳を両方使っていたのである。
やはり、デキル人間になるためには、右脳と左脳をフル回転させる習慣を身に着けなくては。。