前回、イギリスがフランスの植民地だった時代があったと書いた。
これと同じことが、過去の日本にもあった。
朝鮮半島西南部に割拠していた「倭」という国が、日本に渡り親族を派遣し、大王と呼ばさせていた。
これは、仮説にすぎない。
しかし、フランス・ノルマンディー公のケースを考えると、あながち有り得ない話ではないと思える。
「倭」の王の意識は、あくまでも朝鮮半島の王であり、日本は植民地にしか過ぎない。
揚子江下流の「故地」を奪回したいという意識もあったかもしれない。
中国人であるという意識はあったかも知れないが、自分が日本人であると思うことは無かっただろう。