ベンジャミン・フランクリンは、アメリカの有名な政治家で、避雷針を発明した人です。
彼が印刷所と書店を兼ねた店を経営していたときのことです。
店員が顧客から値引きせよと言われました。
店員では話がつかず、店の奥にいたフランクリンが対応せざるを得なくなりました。
しかし彼は、値引きではなく、値増しの価格を提示したのです。
自分の時間を無駄にされたと言う理由でした。時間はすべて金だという意見です。
我々営業マンは、「金額」にはシビアになりますが、「時間」にはルーズな点があるのはないでしょうか。
ある意味「時間」は「金額」よりも貴重なのです。
無理難題を言ってくる顧客との折衝時に、無駄にされた「時間」というものを、さりげなくPRし、顧客対応について手間のかからないように誘導してみてはどうでしょうか。