日本語と日本文化とガラパゴス化(1) | かんとれ!

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リーダーシップの条件は古今東西、色々定義されてきた。


孫子:「智・信・仁・勇・厳」


クラウセヴィッツ(独):①知性と情熱を兼ねる高度な精神

              ②危険を顧みず自身の行動に責任を負う勇気

              ③不確実な自体における洞察力

              ④洞察に基づく具体的な行動をする決断力


微妙に違うと言うと違うが、同じようなことを言っている。


ここで私が注目したいのは、「漢字」の強みだ。


孫子は、たった5文字でクラウセヴィッツが言いたかったことと同じ内容を伝えている。


「表意文字」である「漢字」は一文字の持つ情報が、他の文字と比べて圧倒的に多い。


「漢字」とは、大変優れた文字なのだ。



一方、漢字にも欠点がある。


意味のない、音だけの情報を伝える場合、「漢字」のもつ「意味」が邪魔して、正確に伝えにくいという欠点がある。


意味のあまりない情報を伝える場合は、やはり「表音文字」のほうが圧倒的に便利である。


アルファベットや、ハングルなど、世界中の文字の大半が「表音文字」だ。



日本語はどうだろう。


「表意文字」の漢字と、「表音文字」のひらがなやカタカナの両方を持つ。


縦横無尽に文章で表現できる可能性を持つ。


こんな文化を持つ民族は世界にも類を見ないだろう。


(つづく)