自己実現は他者実現志向の人の助けで実現する | かんとれ!

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Q16. 「私たちが人生でもっとも必要としているのは、自分の能力を引き出してくれる人である。」は正か?





   (出典:「自分を磨く方法」アレクサンダー・ロックハート著 弓場隆訳 出版:ディスカバー)





自分を磨く方法/アレクサンダー・ロックハート



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ふんふんニコニコ




自分の場合を考えてみようグッド!






私が今の会社に入って間もない頃、地方の営業所に配属になった。




当時の上司は、私に細かい指導はあまり、しなかった。いわゆる「自由放任」だった。




あるとき、大きなクレームが発生し、その上司に相談した。




彼のアドバイスは、「心配せい!」の一言だった。




「えっ?」と聞き返すと、「心配していたら解決する!」と言われた。




具体的な解決方法の提示は全く無い。精神論だけ。しかも、論理的ではない。




仕方が無いので、いろんな人にアドバイスを聞きまくり、なんとか一人で解決した。




そのときは、その上司を恨んだものだった。




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しかし、後になって、その上司が私のフォローをするように関係各所に根回ししてくれていたことが判った。




そこで、あらためて、「心配せい!」の本当の意味を上司に聞き返した。




彼いわく、「心配していると、自分で何とかしようとする。 心配していないと、上司のアドバイスを事務的に処理するだけでおわる。 それでは力がつかない。」っと。




私は、この上司のおかげで、ずいぶん自分の仕事のレベルが上がったと実感している。




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自分がマネージャーという立場になった今、自己実現だけを追及するのではなく、他のメンバーの自己実現を助ける立場にいることを改めて悟った。




さらに、言うと仕事関係だけでなく、自分と接点をもつすべての人々の「自己実現」を助けられる人になれれば、どんなに素晴らしいか。




誤解を受ける可能性もあり、実行するにはリスクも伴うが、少しずつ実践していこうと思う。