以前KARAのメンバーたちがX JAPANを好きだと言っていて、少し意外だったのですが、自分はX JAPANのファンというわけではないですけど…何か少し嬉しくなりました。



私が韓国の音楽について知っていることといえばK−POP(ほぼKARA)とセソニョンぐらいしかないのですが、その曲に元気をもらったり感動したりしてきました。



日本の曲に、韓国の人が心を動かされることはどれぐらいあるんだろう、日本の音楽をどれぐらい聴いているのかな…とふと思ったりすることがあります。
身近に韓国の人はいないので、確認する術はないのですが。



雨の曲…何故始まったかは自分でもよく分からないですが、最近は何となく歌詞に「雨」という言葉が入っている好きな曲をブログに書いていたので、Coccoの曲に「Raining」があったなと思って、YouTubeで聴いてみることにしました。



そこにハングルのコメントがあったので、翻訳して読んでみました。



33歳の韓国人です。韓国人はこの歌をよく知りません。私も幼い頃に偶然知ることになり、今でも非常に大変な度にこの歌を思い出して聴いています。

韓国ではこんな感じの歌詞をほとんど使いません。米津玄師のレモンのように、陰鬱で胸を締め付けて共感させる歌詞が私のような人にはとても必要だけど、韓国ではそんな歌詞を書いたらメジャーに上がることができず、インディシーンでごく少数だけに口コミで広がるだけで、アーティストは酷く貧困になり最後に諦めるようになります。

COCCOのようなアーティストがいてくれることに、世界に感謝して生きていきます。



やっぱり音楽に国境とかはないのかなと思います。



韓国ではバンド等の成功はなかなか難しいらしいですが、内面をえぐるような歌詞の曲も少ないようです。
「Raining」はCoccoの実体験が元になった曲らしく、歌詞は痛々しいところもあります。
でも、そういう曲を求めている人がいるというのは間違いないと思います。人数としては少ないのかもしれないけど。



CoccoのRainingに支えられている韓国の方が、どういう人生を歩んでいるのかは分かりません。ただ、これからも大切な曲としてその方の傍にあるといいなと思います。
自分にとってKARAの音楽がそうであるように…






ハラは絢香の「みんな空の下」をカバーしましたが、どんなところがハラの心に響いたのかな…と思います。
 






ハラが日本語で語った言葉はやっぱりいいなと思います。

「私は、音楽ってすごいだと思います。みなさんと私たち一つに繋がっていられるし、音楽で短い時間ですがいい思い出を作ってくれるし、音楽って幸せだと私は思っています」








 Cocco
「Raining」







ママ譲りの赤毛を
2つに束ねて
みつあみ 揺れてた
なぜだったのだろうと
今も想うけれど
まだわからないよ

静かに席を立って
ハサミを握りしめて
おさげを切り落とした

それは とても晴れた日で
未来なんて いらないと想ってた
私は無力で
言葉を選べずに
帰り道のにおいだけ
優しかった
生きていける
そんな気がしていた

教室で誰かが笑ってた

それは とても 晴れた日で

髪がなくて今度は
腕を切ってみた
切れるだけ切った
温かさを感じた
血にまみれた腕で
踊っていたんだ

あなたが もういなくて
そこには何もなくて
太陽 眩しかった

それは とても晴れた日で
泣くことさえできなくて、あまりにも、
大地は果てしなく
全ては美しく
白い服で遠くから
行列に並べずに少し歌ってた

今日みたく雨なら きっと泣けてた

それは とても晴れた日で
未来なんて いらないと想ってた
私は無力で
言葉を選べずに
帰り道のにおいだけ
優しかった
生きていける
そんな気がしていた

教室で誰かが笑ってた

それは とても晴れた日で