【第3949回】




進歩がそのままイノベーションではない

ということをよく感じます。


イノベーションとは価値の転換を

引き起こすものであって


必ずしも、技術革新のように

大資本や複雑さがすべてではありません。


あるイノベーションについて

言われてみれば、「なんだそんなこと」

と反応されますが、


誰もやってこなかったことで、かつ

簡単に利用できるものが、効果の高い

イノベーションになるでしょう。





ある革新的なゲームが出ると

僕はそれをやってみたくなりますが、


二番煎じ、三番煎じで、かつ

オプションが増えても


もう興味がわきません。


一応具体例を出せば、

マリオカート8、ダークソウル、

バイオハザード7、ゼルダのブレワイなど


それぞれ革新的なもので楽しみましたが、


続編を見ても何もワクワクしなかったので

その後は手を付けていないのです。


もちろん、ある技術革新に伴う

ゲーム開発があって


今は、革新期と言うよりは

回収の時期なのかもしれず、


それは僕の知る由もありませんが

一時期の百花繚乱感は去ってしまいました。


いわゆる、オープンワールドへの

進化の過程が面白かったのです。





イノベーションを価値の転換と言いながら

技術革新に伴うゲームの話をしましたが、


やはり、本質は価値の転換であって


革新的技術の高度化だけでは

個人的に物足りなく感じます。


そういう意味で、真の芸術では


ある人間の経験というフィルターを通した

現実的価値の転換が表現される点で


いつでも面白いのです。


個人的な意見として

ご参考まで。