【第3820回】
6歳の娘の卒園が近いことから
小学校6年生に開ける
タイムカプセルとして
家族からのメッセージの
寄せ書きをしました。
これは幼稚園の企画なので
その通りにしただけのことですが
今から6年後のことを考えると
非常に切なくて、悲しさすら
感じてしまったのです。
その時、僕ら夫婦は
50歳になっており、
年の離れた上の三人の兄弟姉妹は
おそらく皆、巣立ってしまっていて
末の現6歳の娘一人
家に残っている可能性が
高いと思われます。
この末の娘にとっては
家族みんなが大好きで、
大家族でいることを幸せに
感じているようなので、
この現実になんとも言えない
「もののあはれ」を
感じてしまうのです。
もちろん、僕ら夫婦が
末の娘を楽しませて、盛り上げて
育てたいと思っていますが
それにしても、物理的に
一人になる現実に対して
6年後にタイムカプセルを開けた時の
ギャップをどう思うのか
もやもやします。
…
どうあれ、人生というのは
そういうものであると
頭では理解しています。
諸行無常、というやつです。
だから、大人になって
一人一人が家庭を持つことに
大きな意義があります。
そのうえで、幼少期の思い出
というのは
人生を照らす光になるはずだと
思っているのです。
少なくとも末の娘にとって
人生でもっとも幸福であった時期だと
捉える可能性すらあります。
それでいいのです。
そう思いながら、我が子を
育ててくれれば良いと思います。
そういう人が一人でも増えることで
世の中が明るくなるだろう
と思いますし、
幼少期を不幸に過ごした人にも
そういう思いを持った人の
救いの手の届くことが
重要だと考える次第です。
個人的な意見として
ご参考まで。