【第3523回】



上川外相が述べた、


「この方を私たち女性が

うまずして何が女性でしょうか」


という応援演説に関して


「うまずして何が女性か」

という恐るべき切り抜きをして


あたかも出産しない女性を

非難するかのような

報道をされていました。



仮に比喩だとしても


一般的な事実から


そう離れてもいませんし



女性性を端的に表現しただけ


と思えば「応援」から逸脱しません。


報道によって、人心

を誤まる方へ導くような行為は、

犯罪そのものだと思いますが、


なぜか、上川外相が

発言撤回をして


丸く収めなければ

ならなくなったようです。


このことひとつでも政府が、


メディア、それも

アメリカ資本に侵された

メディアよりも下で、


支配されている

と考えて良いと思います。


それに抗う術はないのです。





そもそもとして

女性を政治に参加させるよう


つまり、ジェンダーギャップを

解消するよう

働きかけをしていますが、


一方ではジェンダーフリーで

男女関係ないという思想があって


矛盾しています。


「女性がどうのこうの」

という発想自体が


ジェンダーフリーにとって

悪であるはずなのに、


政治ともなると

「女性」の参加率を問うという

固定観念がありながら


なんら非難しません。


ご都合主義にもほどがあります。


アメリカ思想が何を言いたいかって

「俺らの気まぐれに全て同調しろ」

という他ないでしょう。





ダブルスタンダードになる

根本の原因は


目的意識が希薄で、


理不尽を正すことだけに

感情的に執着するからです。


不公平はもちろん

気に食わないものですが、


目的のために試行錯誤して

変遷をたどっていると

想定するのであれば


始めから100%の解決など

あり得ないのですから


協力もできるでしょう。


そこをメディアが

人の感情をあおって金稼ぎや

支配をしようとするなら


まともな政治など

できようはずがありません。


個人的な意見として

ご参考まで。