【第3503回】




どこかの町の町長が

マタハラ、セクハラ、パワハラで

辞職したそうです。


心理的な説明としては


「自分に自信がない人が

権力を求めて活動したけど


権力を得たところで

誰も尊敬してくれないので


様々に存在感を示すような

言動を取るようになり、


ますます嫌悪されるようなって、

自信喪失の悪循環に陥った」


という感じになります。


が、僕の率直な感想としては


この時代に、なぜその方法が

悪手であることに気づけないか


という驚きがあります。


他の政治家でも似たような

ハラスメント辞職ニュースが

あったと思いますが


自信がないために

神経症になった人の


「現実の見れなさ加減」


については本当に

心理学の実例を見るようで

非常に参考になるのです。





権力については

立候補よりも推薦の方が


真にリーダーシップを

持った人を選べるように

思います。


岸田首相などは、

現在の政策や組織改革について


「国民の評価に委ねる」

という発言をしているので


いずれ問われるはずですが


推薦自体は「人物」を知った人の

第三者としての評価が

先立つものだからです。


少なくとも

神経症の人間の自己顕示欲に


付き合わされる確率は

少なくなるだろうと思います。


精神的な問題について

ネガティブな評価をする


というよりは


先に述べたように

当人も望む結果が得られず

不幸になるのですから


そうした自信のない人を

引き寄せる呼び水的な仕組みは


変更したほうが良いのです。


もちろん、こんな議論自体

無意味であることは

承知していますが


やむを得ず、

リーダーを引き受けた人が


思いがけず高い能力を発揮する、


立場がその人の

ポテンシャルを露わにする、


ということが世間では

往々にして起こります。


もっとこの状況が

広く社会で許容され、


潜在能力を引き出すように

働けば良いのに

と願わずにはいられません。


個人的な意見として

ご参考まで。