【第3357回】



今日は昨日の記事の

補足というか

感じることを述べてみます。


それは言葉の持つ意味と

それを受け取る人の解釈


という問題についてです。


言葉そのものにしても

場面や状況において


使われる意味や意義、

言い回し方が変わるもので


昨日の記事では


唯一の正しい目標を

探求することの害を


説明したわけですが


それは別の場面では

違って聞こえることも

あります。


例えば、選択と集中という

概念によって


物事の複雑化を防いで

問題解決を容易にし、


資源をより良い事業へ

注ぐことで成果を挙げる

という時に


「唯一の正しい目標」


という言葉を

どのように捉えていいか

分かり難くなるでしょう。


もしくは、

全く逆のことを述べて

聞き手を混乱させている


と解釈される恐れもあります。





もちろん、僕にとっては

まったく矛盾などありません。


「選択と集中」も

「複数の目標のバランス」も


問題解決の判断に関わる

思考法に違いないのです。


物事に、あらゆる要因が

絡んでいることは事実で、


その要因を破たんの無いよう

 

バランスさせる必要があります。


にもかかわらず、関連のない

 

分散した課題を抱えていては


到底バランスなど

させられません。


だから「選択と集中」

「複数の目標のバランス」には


矛盾がないのです。





より重要なのは

文脈の理解であって


言葉を自分の都合で

解釈してはならないと思います。


ご参考まで。