【第3350回】



スケート選手の羽生さんが

離婚されたそうです。


これには特に意見など

ありませんし、


人それぞれ事情があるので

そうか、としか思いませんが、


その理由に関して

昨今の価値観を想起しました。





離婚の理由が


マスコミの過熱取材と

ストーカーの存在のようで


それはよほどの

世間知らずでない限り


事前にわかり切っていた

ことです。


にもかかわらず、

それを問題にしながら


暗に非難する態度の中に

何が隠されているかというと


自由と権利の主張だ

と感じます。


「自分は悪くない、

悪いのはマスコミと

ストーカーだから


こちらが事前に対処すること

自体、間違っている」


という感覚です。


「身の安全というのは

自分達の責任ではなく


社会の問題であって、


危険にさらされるのは

社会の責任として対処すべきだ」


と言いきってしまって


その結果については

被害者意識しか生まれません。


もちろん、コントロール不能な

リスクというのはあるので

考慮されるべきですが、


本当に大事なものを守りたければ


自ら想定して手を打つことも

大人として必要な態度です。





こう言ってしまえば

ある程度理解できる部分も

あるでしょうが


岸田首相に関しては違います。


何もかも現状を彼の責任にして

一つひとつの対処にも

熟考することなく


マスコミの意見に同調して

攻撃しているのです。


岸田首相が相手にしているのは

国民はもとより、


グローバルな外圧も

多分に含まれます。


そうした環境において

国民の安全、

発展を担保するために


何でも「いいよ、いいよ」で

国民のご機嫌を伺っていては


何も解決できないでしょう。


彼の行動には必ず、


人気取りのために、誰も

やりたがらなかったことが

含まれているものであり、


そのための帳尻合わせも

必要になります。


それをパーフェクトに出来る

と思うこと自体妄想であって


国を混乱に陥れるものなのです。


過去の民主党政権時に

すでに国民が味わったこと

でもあります。





自分の権利を主張して

自由を行使したければ


その結果に責任を

負わねばなりません。


自由だけもらって

責任はだれかに負ってもらう

というのでは


子どもと変わらないのです。


個人的な意見として

ご参考まで。