【第3202回】
タイタニック号の残骸を
見学する観光ツアー
ということで
潜水艦が遭難したそうです。
「酸素切れが迫る」
という報道があって
聞いただけでこちらも
気分が悪くなるような、
悪夢と言っていい
状況でしょう。
…
何事もそうですが、
「最悪」を想定して
行動することは大事だろう
と僕には思えます。
例えばバンジージャンプを
面白半分でやろうとして
「最悪ロープが切れても
後悔がないか」
と聞かれたら
大半の人がやめるでしょう。
「そんなことないでしょ」
という気持ちで
楽しさを優先させて
実行することも
普通に考えられますが
なぜ、最悪とはいえ、
そんなリスクを負ってまで
やらなくてはならないか、
他の安全な楽しみが
何も無いならいざ知らず
十分に選択肢はあります。
…
もちろん、
最悪死んでもいいから
やってみたい
というのであれば
立派なものです。
しかし、今回の潜水艦は
考えただけでも
気が狂いそうな「最悪」です。
おそらく宇宙旅行でも
映画などで描かれるように
同じ類のリスクが
あるはずですが
人間の夢というのは
そんなものを吹っ飛ばす
と言えます。
ただ、最後に言いたいのは
人間には「想像力」
という特有の能力がある
ということです。
…
僕は優れたファンタジー
小説を読むだけで
その世界を旅して
考えられない冒険を
体験できると思っています。
それは信仰であったり
文化にもつながるでしょう。
文明よりもはるかに
豊かな世界ですが
想像力が欠如して
合理性に偏れば
物的なものに
欲求せざるを得ません。
それはある意味で
もったいないことなのです。
個人的な意見として
ご参考まで。