【第2759回】



お父さん 子どもがやりたいことをまずは尊重してあげたいと思います。

最近ではTVに出演したり、いろんなブランドからオファーもいただいています。

プロのモデルとして、活動しているので、

そこは少し学校側に理解していただきたい部分ですね。



(〈元小学生ギャル〉13歳になったじゅなちゃんは中学校で…

 「みんなと授業を受けることも他の生徒に会うこともできていない」

 https://bunshun.jp/articles/-/53704?page=3

 文春オンライン)



なんだかよく分かりませんが、

どうしても金髪で

学校に行きたいそうです。


その理由が引用文で、


経済で物を考えるなら

学校は職業訓練の機関であり、


仕事で金稼ぎができているので


もう出てくる必要はない

という事になります。


それでも学校に

出てきたいというなら


それは集団に所属する

ことを希望しながら


その集団で目立つという


「その他大勢」を

自分の引き立て役

としてしか認識しない


身勝手な話でしょう。


もちろん、学校は

そうではありません。


その他大勢として


集団で生きていかねばならない

人びとのための訓練が

そこにあるのですから


その訓練や価値を破壊するなら


排除、改変されて

しかるべきです。

 

 

そうでなくても、受験という

 

格差の制度が組み込まれており、

 

 

選別にさらされます。





金以外の価値を

大人が子供に説明できない


そういう社会です。


金がなければ生きていけない、


それは経済に巻き込まれた

結果でしかなく、


多くの人が

直接に望んだことでは

ありません。


普遍の真実などでは

なおさらありません。


気がついたら

そうなっているに

過ぎないのです。


現代で言うところの

「夢」とは


金を稼ぐことで

人からサービスを買い、


面倒を避けるための

便法と言えます。





なにより、引用を

読めば分かるように


経済が彼女のことを

肯定しています。


昨日の記事でも

触れたように、


人の夢、成長や

文明的な発展は、格差を

絶対的に欲するものです。


格差を否定する人が

一番に問われるべきは、


「あなたが格差の

上の方に居たとしても


同じように意見し、

身分や財産を放棄できますか」


ということに尽きます。


もちろん、放棄するような

馬鹿なやつはいません。


だからこそ、

社会の安定のために


嫌われてでも是正する哲学者が

政治をする必要があるし、


そのことを理解する

教育が必要なのです。


少なくとも江戸には


徳川家がいて、朝廷があって、

それを支える国学者がいて、


社会の安定が図られました。


武士は安定のために

命がけの誠実さを

求められたのです。


そうでなければ

民衆は納得などしません。


ご参考まで。