【第2670回】




一ノ瀬氏の今回の主張について、

「そうかな?別に普通の事かいてあると思う僕もブラック気質なんだろうなぁ」

「当たり前のことじゃね?物売りなんて、

働いた時間よりどんだけ物売ったかが大事って言ってるだけ」

と理解を示す声も出ている。



(いきなりステーキ社長、従業員に喝 「作業するだけで給料をもらえると思うのは大間違い」

 https://www.j-cast.com/2022/01/27429819.html?p=all

 2022年01月27日 JCASTニュース)




クレームを生む

ネガティブな社員を許さない


というのが

引用の社長の意見です。


もちろん、こんな意見は

間違いですが、


なぜ間違いなのか

わからない社長は

山のようにいると思えます。


引用の一般コメントが

そのよい例です。


まず、ネガティブな社員がいる

というのは職場環境の問題が

出ているだけに過ぎず、


ネガティブな人の問題を

解決することは


簡単に全体の環境の

底上げにつながると


理解しなけれななりません。





ドラッカー先生が

言葉を変えて度々

述べていたのが、


マーケティングと

セールスの違いです。


「真のマーケティングは

セールスを不要にする」


というのがその意味で、


マーケティングを行うのは

マネジメントの役割だ


と言えます。


つまり、大きく言えば、

作業するだけで

給料がもらえるようにするのが


社会におけるマネジメントの

大きな仕事なのであって、


その作業の質も

個々人が磨ける環境が

鍵になるのですから


経営者の責任というのは

重大なのです。





自己責任論にして

社長の仕事を全うしない者は


経営者として失格どころか


社会において

害悪をもたらします。


全ての企業がこの基準に

合格できないとしても


社会における

マネジメントの定義を


絶対に曲げてはなりません。


そうでなければ組織は

単なる資本吸収装置であり


格差製造機に

しかならないのです。


ご参考まで。