【第2661回】
>
人を資源として見ることが必要である。
例えば、資源としての銅の特性と同じように、人の特性、能力、限界を見ることが必要である。
しかも同時に、そのような人的資源を、他の資源とは異なり、
個性や市民性をもつ存在として見ることが必要である。
かつ、そもそも働くか否か、いかに働くか、いかによく働くかを自ら決められる存在、
したがって、動機づけ、参画、満足、報酬、リーダーシップ、地位と機能を要求する存在として
人を見ることが必要である。
>
(p.18「現代の経営 上」
P.F.ドラッカー
ダイヤモンド社 1954年著作)
何故ドラッカー先生が
引用のような厳格なことを
言うかというと
先日述べたように、
組織は家族を破壊するからです。
組織は社会を
より良くすることでのみ
存在を許されるのであって
家族を破壊するのでは
本末転倒になります。
破壊しないためには
引用のような厳格な
規律を要するのです。
ところが、普通
こんなものは読み飛ばします。
なぜかというと
それを適用しては
仕事にならないし、
綺麗事に思えるからです。
…
市民性とは、
コミュニティに属し
協調することであって
社会に生きるとは
その土台なしに成立しません。
それを豊かさによって
破壊するのは
引用を無視する
マネジメント以外にないのです。
…
世界の富裕層は
コロナ騒動を利用し、
資産を2倍にしたそうです。
人の恐怖を利用することほど
簡単な洗脳はありません。
その安易さがあれば
引用の規律がなくとも
問題なく成功できます。
ご参考まで。