【第2656回】



僕の娘が成人しました。


僕が21歳の時の子なので


当然ながら若くして

でかい娘がいるなと

感慨はわいてくるものです。


成人の儀式ということで

検索などをしてみると


子どもの時の服から

大人の女性の服装に変える


というのが

その由来らしくて


諸説あるでしょうが

昔は16歳で

行っていたとのこと。


そう思うと、僕にとっては

さほど重大ではないので


記念に振袖の写真が撮れた

という程度になります。





子どもが自立する

という時の状態とは

いったいどのようなものか


ということを

親であれば何となく

想像するでしょうが、


大抵の親は

経済的な自立を目指して


それ以上は大人だから

もう関係ないという

態度になるものです。


ただ、僕は

子どもが幸福でなければ

子育てをした甲斐がない


と考えるので


いくら大人になり

経済的な自立をしても


自死をしたり

家族を崩壊させたり

犯罪を犯すようなことがあれば


僕の子育ては失敗だし

子どもの自立は失敗した

と判断せざるを得ません。


それは問題解決能力の欠如や

他人に対する想像力の欠如を

意味しているからです。


我が子を失敗呼ばわり

することは


たしかに気持ちの良い

ものではありません。


しかし、失敗しても

やり直すことが重要であって、


やり直そうとすること自体は

失敗ではないのです。


大きな意味での

精神的自立は時間が

かかるものであって


それまではじっくり

つき合っていきたいと

考えています。


個人的な意見として

ご参考まで。