【第2431回】
社会問題を考えるときに
どうせ変えられないのに
考えても意味はないでしょ
という意見を持つ人がいます。
おそらくそうした人が
大半でしょう。
そして事実
変えることはできません。
マルクスの資本論などを読むと
資本自体が考えをもって
人間の意志を奪ってしまう
という意味の教えがあって
自分の財産が確実に
増えることがわかれば
好みに関係なく
資本は動かされるもので
その働きは今や
世界を覆っているのです。
…
ただしそれは
社会を変えようとする場合であって
個人の選択くらいは
変えられます。
問題があって
それが個人の幸福を阻害するなら
別の選択肢を選ぶ
工夫をするのです。
そのためには
問題の本質を適切に理解する
必要があるでしょう。
でなければ
よりひどい選択をしかねません。
そういう意味で
社会問題は個々人が
考え抜くべきだと思います。
ご参考まで。