【第2105回】
車の運転をしていて
ちょっと考えたことがあったので
述べてみます。
それはどれだけ注意すれば
安全運転になるかという
めちゃくちゃ平凡なことですが
例えば
後方不注意で毎回人をひく
なんて人はいませんが
駐車の際我が子を
殺める人はいます。
それは一生に一度も許される
ことではありません。
つまり、安全運転に関して
不注意は許されないのと
同じ意味なのです。
平凡な物損事故でも同じで
そこに幼稚園児の列があれば
大量殺人に至ります。
いずれも、わずかなミス
さえ許すものではなく、
一生に一度でも起きれば
人生は暗転するのです。
…
芥川龍之介の言葉に
「人生は一本のマッチに似ている
大袈裟に扱うようなものでないが
扱いを間違えば
全てを燃やし尽くす」
という意味の警句が
あったと思いますが
全てに当てはまると
感じてしまいます。
一生を無事に幸福に過ごすことは
どんな成功より価値が高いのです。
ご参考まで。
追記…
芥川龍之介「侏儒の言葉」より
人生は一箱のマッチに似ている、
重大に扱うのはばかばかしい。
重大に扱わなければ危険である。
というのが元ネタでした。
まあ、記憶で、さっと述べたので
ご容赦ください。