【第2065回】



ラジオのような公共の電波で発せられた女性蔑視、

差別発言は大きなダメージを社会に残す。

著名人の場合、その影響は甚大である。


いくら形式的に謝罪、自責をしても「もういいではないか」

「許してやればいい」と時間の経過とともに、問題が風化していく。

本人自身もゆっくり何事もなかったかのように忘れていく作業、

封印する作業に入ることだろう。



(岡村隆史のオールナイトニッポンの番組終了に関する感想、

 今後の番組への期待

 https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20200515-00178573/

 5/15(金) ヤフーニュース)



引用元の著者いわく、

彼の意見に反対することは


「擁護できないものを

擁護する論調」


ということで

全てダメだと

しているようなので


何言っても

同じことですが


引用文は間違いです。


なぜなら、人気商売の

芸能人が持っている感覚は


彼らが独自に

発するものではなく、


そもそも社会にある

価値観の反映に

過ぎないからです。


以前の記事でも

僕はこの件に関して

意見を述べていますが、


こうした価値をもつ人は

性を売りにした一切を

否定し続けるべきであって


それは水着グラビアや

きわどい格好をした

アニメキャラなど


(ワンピースにだって

山ほどそんなキャラはいます)


コスプレを含め、全てに

言及する必要があります。


なぜなら、それが

暗に隠された

社会の価値観だからです。


これは、対立する意見を

ひねり出すのではなく、


本当に普段から

僕が感じていること

でもあります。


もちろん、


岡村さんの発言が

正しいなんて

思っていませんが、


魔女狩りの様な態度は

社会を変革するどころか

対立を生むだけで


本来の目的(人間の幸福)

から遠ざかって


誰が正しいかの証明に

終始するだけだと

感じるのです。





最近、朝日新聞が


ダレノガレさんという

芸能人の事実無根の

薬物疑惑を報じた


とのことで、騒動を

起こしていましたが、


こちらの方が全く

上の次元で悪質です。


岡村さんの発言は

誰も扇動しないどころか


(もともと性風俗に

ある価値観なので)


あっという間に

炎上するほど


単純な揚げ足取りが

可能な案件ですが


新聞の記事の

印象というのは


だれもそれを

検証できないうえに


そのまま植えつける

作用があります。


メディアの

コロナ扇動報道でも

全く同じです。


岡村さんの発言など

足元のアリにも及びません。


もし、岡村さんが罪人で

責任を取らされるのであれば、


メディアは経済や

人の人生に対する

影響に対して


何百倍もの責任を取る

必要があるでしょう。





世の中にある差別や偏見を

もしすべて解消するとして


そんなことが果たして

可能なことか


そこから考えない限り

実現は無理です。


男と女、

大人と子ども、

イケメンと不細工、

金持ちと貧乏人、

会話が上手い人と下手な人


その間にある印象の差は


人の直感に関わる

偏見を育てます。


行動経済学を少しでも

学べば分かることです。


コロナ感染者が

一人もいない町で


不安に震えながら

閑散とした街を歩く女性を


インタビューした

テレビ映像などを見ると


これをどうやって

説明してあげればいいか

僕にはわかりません。





僕のブログでは何度も

述べていることですが、


女性を救うのは、


子育てに関する支援

以外にあり得ません。


愛情の充足こそが

人間の客観性を育て、


問題解決能力を

育てるからです。


これは、性差別を

テーマにせずとも

拡充できる考え方です。


性差別を持つ男なんぞに

関わらなくても


女性が生きていける

のであれば


そのうち

社会が変わらざるを

得ないでしょう。


ご参考まで。