【第1731回】



人件費などを換算すると2000万円以上を投資したというサービスの総売上は

「3万5400円」だった。

(中略)

『受託脳』の発達した受託開発のプロであったが故に失敗したというのは、

否定できない事実だと思う

(中略)

行動パターンの奥底にあるメンタルモデルは強固で、

本人も気が付かないことが多く、組織にも拡散する。

過去の成功体験は、必ずしも新しい成功を呼ばないことは、自分でも

理解しているつもりだったが、今回は抜け出すことができなかった



(期待のサービスはなぜ「総売り上げ3万5400円」でクローズに至ったのか

 ――失敗から学び成長するための6項目

 https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1906/11/news002.html

 2019年06月12日 ITmedia)



詳しくは、引用元を

ご参照ください。


引用元タイトルにある

6項目というのも

あるにはありますが、


僕としては

いまいちピンと来ません。


フィードバックも

紹介されていますが、


何かのビジネス本を読めば

大抵載っているような

内容でまとめられていて


それも腑に落ちません。


「メンタルモデルが強固で

知識として理解しても

ぬけ出せなかった」


という部分が


問題として

困難を極めると

感じるからです。


かたや、テレビなどでは


若くして事業を立ち上げ

M&Aで何億も手に入れ、


また新しい事業で

大儲けなんて話が

流れてもいます。


もうこうなると、

生まれもったものの差


としか言いようが

ありません。





例えば、

ドラッカー先生の

マネジメントという本では


成果を中心に考える

ということを

強調されていますが、


それが何を

意味しているかというと、


方法論は場合によって

悪くもあり良くもある


それを決定するのは

成果が出るか否かだ


とされているのです。


このことを前提に考えれば

いくらその時の

タイミングにおける


方法論のフィードバックを

行っても


次のタイミングでは

間違いの可能性がある


と言えます。


製品をより良くしたり、

チームのゴールの共通認識が

いくら適正でも、


成果が規則的ではない

問題はいつでも

つきまといます。


そういう意味で、


ある信念やプライド

のようなものこそが

成果を妨げる


といえるのですから、


方法論や経験則を

成果に基づいて


いつでも変更できる

柔軟な心が大事なのです。


ご参考まで。