
「安らかに眠って下さい」
「過ちは繰り返しませぬから」
石原慎太郎
「世界中で日本に原爆を落としたのはアメリカだけだよ。世界中で原爆被爆したのは日本人だけだよ。広島の被爆地に行くと〝過ちは繰り返しません〟って書いてる。オカシイじゃないですか 。繰り返しませんって。主語が〝私たち〟じゃないですか。」
「〝繰り返させません〟が当然じゃないの?」
曖昧な表現だと思います。
外国ではあり得ないです。
ハッキリと自分の意思を言わない、伝えない、とりあえず周りに合わせる、
日本人の良い所でもあるし、悪い所でもあると思います。
まるで、ジャイアンに気を使うスネ夫です
広島原爆記念碑碑文
決定の経緯
(浜井信三著「原爆市長」)
「私はこの碑には、この前に立つすべてのものに共通の祈りと誓いを刻みたいと思ったのである。エメリー・リーブスがいみじくもいったように、「その人々の殉難は、生き残れるわれわれが、将来の戦争の悲劇を、いかにして防止するかを学び得たときに、意味を持つことができる」のであって、この碑が現実に平和への努力につながらなければ、それはただの追想の石でしかなく、単に犠牲者を悲しむ一編の墓碑銘でしかなくなる。」
「この碑の前にぬかずくすべての人びとが、その人類の一員として、過失の責任の一端をにない、犠牲者に詫びることの中に、私は、反省と謙虚と寛容と固い決意とを見いだすのであって、その考え方こそが、世界平和の確立のためにぜひ必要だと考えた。
この碑の前に立つ人は日本人だけではない。それがどこの国のひとであろうと、同じ考えでなくてはならないと思ったのである。」
反対論もあった中で、この碑文存続が決まったのは1970年。
山田節夫広島市長
「私も世界連邦政府主義者であり、人類共通の願いを表した『安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから』の碑文は変えるべきでないと思っている」・・・同年(1970年8月3日)記者会見で市長の公式会見とし碑文を変えないことを発表し、碑文存続が決まったのである。」