事の始まりは1990年代の終わりごろ、コチャバンバにおいて水道事業を展開していたコチャバンバ市営水道局(SEMAPA)が公営ではなく民営化されたことにあります

コチャバンバは1960年代より人口が急激に増加し始め、SEMAPAの水道サービスでは市民の水道の必要を賄えない事態が発生しました。

急激な人口の増加により、市内より少し離れた地域などに水道設備を新たに設置することができず、水道設備の老朽化や漏水といった問題を修復することができず、その水道サービスにおいて大きな問題を抱えていました。

特に乾季の時期には水道水の供給は当然難しく、町中で断水が見られる状況でした。

大きな負債を抱え、なおかつコチャバンバ市民の50%ほどしかこのSEMAPAの適切なサービスを受けることができないという事態が生じました。

特に市内から離れた田舎の集落などは自分たちで井戸を掘って飲み水を確保していたそうです。

私たちの生活で決して欠かすことのできない、水道水というサービスが公営事業でまかないきれない、そんな問題がコチャバンバにはありました

その状況を見かねたボリビア政府は世界銀行に対して、コチャバンバの水道サービスに対する融資を求めます

そして、世界銀行はコチャバンバの市営水道局、SEMAPAを民営化すること、つまりその水道サービスを一般企業に委託するようにという条件を出しました。

そして、そのサービスの経費は水道受給者が負担するというものでした

1999年、ボリビア政府は世界銀行のこの提案を受け入れ、コチャバンバ市営水道局、SEMAPAを民営化することを決定しました。

そして、その経営権はアメリカの大手建設会社ベクテル社の子会社にあたるトゥナリ社に委託されることになったのです。

これが、ボリビアの都市、コチャバンバにおける水戦争の始まりでした。


ボリビアは南米で一番貧しい国とも言われていて、その当時の国民の最低月収が100ドルほどであったにもかかわらず、その値上げによりひと月の水道料金が20ドルを超えるという事態が生じました。

当然、コチャバンバ市民の中で水道料金を支払うことができない家庭が多発しました。

しかし、そうした家庭に対してトゥナリ社は容赦なくサービスを打ち切りました

市民に安全に提供されるべき飲料水、その水道サービスが外国企業の参入により脅かされ、彼らの提供する高い水道水を飲めない者は、不衛生な水を飲むことを余儀なくされました

その結果、病気に苦しめられる人々も出てきたのです


当然、市民の怒りは爆発し、民営化から1年後の2000年1月には水と生活を防衛する市民連合が結成されました。

そして、多くの市民によるデモやストライキによりコチャバンバは4日間閉鎖、停止状態となりました。

そして、何百万人のボリビア人がコチャバンバに集結し、政府に対する抗議活動を行い、国民すべてに対する水の権利を主張する、コチャバンバ宣言が行われました。


ボリビア国民の激しい抗議により、2000年4月10日に民営化は撤回されました

そして、これまでと同じようにコチャバンバ市営水道局(SEMAPA)に水道サービスが託されることになりました。

そうして、コチャバンバの水紛争は終わりを告げました。


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民営化とは外国企業が金儲けの為に入ってくることです。

世界銀行とは世界統一政府の機関の1つです。

世界中で 失敗してきている、水の民営化、移民問題。

稼ぐ場所が無くってきたので日本がターゲットにされているのです。

円安にされ世界中に買われていく日本


水戦争は日本の未来です。

ボリビアの国民は戦って取り返しましたが、洗脳された日本人はどうでしょう?

戦う未来が見えません。。。