カナダの保健当局は、同国に季節性インフルエンザのワクチンを供給している英製薬大手GSKと季節性インフルのワクチン製造能力に余裕が出た段階で鳥インフルのプレパンデミックワクチンを製造・供給する方向で協議したと述べた。
英国を含む他の諸国もプレパンデミックワクチンを確保する方法を協議していると、専門家は語った。
鳥インフルは3月に米国で乳牛の間でも発生し、ヒトへの感染例も2件報告されている。
畜産・酪農家のウイルス接触リスクが高まれば人同士で感染可能な型に変異する危険性も強まる。
秋にも始まる今年度の新型コロナウイルスワクチンの定期接種について、厚生労働省の専門家委員会は29日、オミクロン株の新系統「JN・1」やその派生型に対応したワクチンを使う方針を決めた。世界保健機関(WHO)が開発すべきワクチンとして推奨していた。