日本の種子(たね)を守る会は種子法廃止の時に設立され、会長はJAの組合長さんが歴代務めています。


同会は種子法が廃止されても、種子法に代わる種子条例の制定を呼びかけて、これまでに34の道県で種子条例を制定され、ほぼコメ麦大豆の種子は公共の種子として安く守られています。


当時、政府は公共の種子を廃止して、これからは民間の種子に頼るのだと三井化学のみつひかり (自家採種できない F1で、価格も公共の種子の10)をチラシまで作って全国を推薦して回ったのです。


ところが昨年三井化学は2016年からみつひかりに異品種を混ぜて発芽率も90%以上と虚偽の表示をして販売をしていたことが発覚、種苗法に違反していたことを自ら認めたのです。


このみつひかり不正事件を種子法廃止違憲訴訟の弁護団共同代表の岩月浩二弁護士が講師として説明。


なんと、民間種子の代表格であった三井化学が 2026年には種子事業から撤退することを報告しました。


まだこれからですが、鈴木宣弘教授の講演締めの言葉「正義が勝つこともある」に共感しました。


種子法廃止違憲訴訟も面白くなりました。


珍しいことですが、東京高裁の裁判長が国側に釈明を求め次回614日期日にはみつひかり不正事件について証人調べを決定するやもしれない状況にあります。


種子裁判にも協力頂けると有難いです。