世見
2024年3月27日(水曜日)
源義経
あなたは今、どちらにお住まいですか?
あなたは今まで住まいを何回変えられましたか?
そして、人生最後はどの土地がお望みですか?
住み家というのは、とても不思議なご縁を感じます。
私は神戸→大阪→埼玉と、土地さんと縁を持ち、住んでまいりました。
今日はね、あなたも、今までご縁を持てた土地さんに思いを馳せてみてください。
きっと心に思い出が広がり、その中から今ならわかることや、楽しかったこと、辛かったことを思い出されて、今日を再出発の日にしたくなると思います。
今日はご自分が歴史上の主人公になった思いになられて、住まわれた地域を歴史と照らし合わせてみられては如何でしょうか。
神戸出身の私は、源義経に思いを募らせてみたくなりました。
義経は、義朝の九男として京都で生まれました。
義経の身長は低かったものの、美男子だったと伝えられています。色白だということは書物に共通して記述されてはいるのですが、幸若舞の『富樫』では“反っ歯で猿眼”と書かれています。
京都で生まれてから、神戸市須磨浦公園内にある「一の谷の戦い」に登場。下関市みもすそ川町にもいたことがあり、鎌倉市腰越、岩手県奥州市衣川区、岩手県平泉町、小松市安宅町、静岡県清水町と、順序はわかりませんが、これらの地に義経の足跡が残っています。
義経がどこを歩いたのかはわかりませんが、神戸の須磨浦公園辺りは思い出が詰まった場所だから、私はいつもこの辺りに行った時、義経の足跡を感じとりながら歩いていました。
義経に思いを寄せようとすると、「奥州金」がとても気になりました。
奥州産の「金」と義経との関係はわかりませんが、この「金」、気になります。
須磨に住んでいますと、鉄拐山(てっかいざん)と鉢伏山(はちぶせやま)は目の前にあります。
この山の急斜面の前には海岸線が迫り、前は海です。
「一の谷の戦い」はこのような地で起きたのかと、いつも思ったものです。