世見
2024年3月25日(月曜日)
当たり前
あなたはどのように思っておられますか。親からしてもらうことや、子からしてもらうこと、親しくなった人からしてもらうことを当たり前に捉えていませんか。
人ってね、なんやかんやとしてもらっている内に、そのことが当たり前になってしまっていると思うのです。
夫妻になられた縁の深さを思いますと、もっとお互いを大切になさってもいいと思うのです。
だからね、今日は、今してもらっていることを一度お考えになってみられて、してもらうことが“当たり前”になっていないかをチェックしてみてくださいね。
洗濯機が洗っているかもしれませんが、洗濯した後に干したり、たたんだりすることを、それも当たり前と思ってしてくれる人がいます。
家に帰ると何もしないご主人様は、家族のために働いてくれている人も多くいます。
不満はね、ありがたさを見付けられなかった証です。
共に暮らしているということは、“してもらって当たり前”の考えがあり過ぎて、時にはわからなくなります。
ワン君にニャンコちゃんといった、自分にとって可愛くて仕方がないペット達を見ていますと、飼い主さんにしてもらって当たり前とは思っていないのを感じられます。
飼い主さんも、ペットの命を預かっている思いがあるから愛しいのだと思うのです。
ペットと人間様との違いはわかりませんが、ペットは可愛がられているのをわかってくれていると飼い主は何故かわかるから、何でもしてあげたくなります。
人間って、ペット達と違って、大切な人に寄り添うことを忘れやすく思います。
私達には、かつてオムツを替えてくれた人がいたことを忘れ過ぎています。
誰一人、誰かに命を預けた時期がありました。
もしかすると、ペット達に愛情を注ぐのは、命を預かっているペットに、自分が命を預けた幼少期を思い起こされるからかもしれません。
誰かに自分のことをしてもらって当たり前なんてありません。
してくれる人がいることって本当に幸せ者なのです。