昨日の朝にX1.8の大規模フレアを起こした3590黒点群で、
その後、Xフレアが2回発生しています。

昨日の午後、22日15時半(世界時22日6時半)にX1.7、
そして、今朝、23日7時(世界時22日22時)にX6.3です。
SDO衛星AIA131による動画をそれぞれ掲載します。

X6.3のフレアは、世界時12月31日に発生したX5.0を超えて、
現在の第25活動周期最大のフレアになっています。

一方、SOHO衛星のLASCO C2、C3を見ると、
はっきり分かるほどのCME(コロナ質量放出)は
発生していない様です。
このため、太陽風の乱れはやって来ないのではないでしょうか。

3590黒点群の拡大写真を掲載します。
かなり大きいフレアを起こしましたが、
この後の活動はどうなるでしょうか。
引き続き注目してください。

2月24日
X6.3の大規模フレアを起こした後、
3590黒点群では、
23日15時半(世界時23日6時半)にC8.7の小規模フレア、
23日22時(世界時23日13時)にM1.0、
24日0時半(世界時23日15時半)にM1.4、
24日2時半(世界時23日17時半)にM2.6
と3回の中規模フレアなどが発生しています。

この24時間の3590群の活動の様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
この領域でフレアの輝きが次々に発生しています。
3590群は、現在は太陽の中心付近に位置しているので、
フレアに伴ってCME(コロナ質量放出)が発生すると、
太陽風の乱れは地球へやって来ます。
この後も注目を続けて下さい。


太陽風は、340km/秒付近の低速の状態が続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。