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X5.0の大規模フレアが発生しました。CMEの乱れは地球へ到来する可能性があります。



今朝、1月1日6時半(世界時12月31日21時半)に、
太陽の東端(左端)に新しく現れた3536黒点群で、
X5.0の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

このフレアは、2019年12月に始まった
太陽の第25活動周期では最大の規模に達しています。
(これまでの最大は、世界時2023年12月14日のX2.8)
また、X5に達する規模のフレアの発生は、
2017年9月6日のX9.3以来となり、およそ6年半ぶりです。

フレアの発生場所が東端に近いため、
SOHO衛星LASCO C2、C3の画像を見ると、
CME(コロナ質量放出)は左側を中心に飛び出しています。
しかし、ガスの広がりの右端は、
太陽を少し越えて、右側にも達している様です。
このため、CMEの噴出の端の方が
地球へやって来る可能性があります。
到来まで2日くらいと考えると、明後日、3日頃でしょうか。

どの程度の乱れが到来するでしょうか。
太陽風の速度が高まって、
磁場が大きく南向きに強まると、磁気圏の活動は激しくなります。
注目して下さい。

追記
2日の16時頃に太陽風の乱れが到来する可能性