世見
2023年12月27日(水曜日)
日清・日露戦争
お正月の準備を始められた方もおられることでしょうね。
歳神様があなたのお家にお越しになるのももうすぐです。
鏡餅は、おめでたい日に歳神様に捧げる神聖なお餅です。
子供の頃は、年の瀬が迫ると近所の人が集まり、餅搗きをしていました。
ペタンコ、ペタンコ、餅搗きの音は、子供心にお正月がもう直ぐやって来る音に聞こえました。
父はこんなことを言っていました。
「餅搗きは歳神様を迎えるとても大事なことなのだよ、臼には神聖な場所だとわかるようにこうして注連飾りをして、下は塩で清めた藁を敷くのだよ」と。
何故か今でもこのことを覚えています。
今はスーパーで鏡餅を買っているのですが、鏡餅とは形だけで、その中に切り餅が入っています。
これからは、お正月に鏡餅を飾る意味も知らない人が増えて行くのでしょうね。
今のお餅は日持ちしますが、子供の頃の鏡餅は、日が経つとグリーン色のカビが生えるので、水に漬けていたのを思い出します。
日本の行事も年々忘れ去られていくのかもしれませんね。
日本も戦争をしていました。
日本にも日清戦争・日露戦争を戦っていた時代がありました。
戦争が大好きな人達がいた時代があったのです。
第二次世界大戦を覚えている人は、未だ生きておられます。
戦争とは人間の性なのかもしれませんが、いつも苦しむのは弱者です。
日清戦争は、明治天皇の詔書と条約改正が開戦のきっかけでした。
戦争を始めるのに時代が変わっても大義名分がいります。
日露戦争が勃発した年、ニューヨークには地下鉄が開通していました。
日本では初の百貨店が誕生していました。
このことをどのように見ればいいのか。
ニューヨークの地下鉄開通からは、第二次世界大戦は敗れる気を私は感じました。