世見
2023年11月12日(日曜日)
心を育てる
人の心は面白い。些細なことで腹が立つ時もあれば、腹が立つことなく話を聞ける日もある。
そうかと思うと、同じことをAさんに言われると腹が立ち、Bさんなら「まあいいか」と許せてもいます。
親しければ親しいほどに許せる枠が大きくなるかと思ったら、そうでもない。
親しいからなのか、一言、言っただけで口喧嘩になり、仲直りに時間がかかる。
何故人は口喧嘩が好きなのだろうか。
親は「躾」の意味を忘れて、自分も出来てもいないことを子に押し付ける。
子は親に愛されたくて、無理をする子も出来てしまう。
人は自分の思考をコントロール出来ない生き物なのだろうか。
金銭的に後で困ることがわかっていても、買物癖が直らない人もいる。
最近私は、「心」って生き物に思えてくるのです。
心を育てるのは勿論自分自身。
でもね、育て方がわからないのか、心が生き物だという意識がないのか、心って、心と共に生きる人の思考にいつも振り回されている気がします。
だからかなぁ、心が共に生きる人の考え方がわからなくなり、疲れ、思考のお手伝いが出来なくなり、心が病気になってしまっているのだと思えて仕方がありません。
家族、恋人、友人、縁なくてはご自分の人生の中で時間を共に過ごせることはありません。
夫妻だから、親子だから、恋人だから、友だから、語り合える喜びを忘れて、自分の気分次第で相手の話を聞く前に、眉をつり上げ、うるさそうに返事をしていると、それがいつの間にか癖になり、大切にしないといけない人であっても、相手の心を傷付ける態度をとってしまっています。
でも、自分が喧嘩腰でしゃべっているのに、自分は悪者になりたくないからか、腹を立てた理由を探し、自分の悪い癖を正統化している人の多いこと。
高齢者がこれから増える日本。
人は、たわいもない話が出来ることで心は喜びます。
親御さんの話は、たとえ内容がなくても聞いてあげてください。
吉幾三さんの『かあさんへ』を聴いて親御さんを大切にね。