世見
2023年10月19日(木曜日)

土偶  

耳を澄ましてみましょうよ。
秋の虫たちが演奏会を開催しています。
キリギリス、どんな虫さんだったかなぁ。
実はね、昔の人はコオロギのことをキリギリスと呼んでいたのですが、
私は今までコオロギとキリギリスは別の虫さんと思っていました(笑)。
↑↑
コオロギは茶色の虫、キリギリスは緑色の虫。
別です。
古い時代にコオロギのことをキリギリスと呼び、キリギリスのことをハタオリと呼んでいただけです。


今の人は虫さんの歌声を聴くことを忘れている気がします。
あなたも忘れていましたか?
どうも現代人は、自然界の音色を楽しめなくなっているみたいですね。
夏には風鈴が夏風の音を捉えてくれたり、草原では風が演奏会を開いてくれたり、ビュービューと木枯らしが寒さを知らせてくれたりと、風さんはいつも話かけてくれています。
現代人は、自然界の音色に聴き入ることが出来なくなっている気がします。
今日くらいは、気持ちだけでも1万数千年にも及ぶ縄文時代に戻ってみませんか。
あの時代の人々は、海や山の恵みに感謝し、自然界を崇拝してもいました。
土偶の多くに見られる豊かな乳房と臀部。あの頃の女性は力強く生きていた気がします。土偶は何故だか捨てたかのように出土するといいます。
まるで意志が働き、一部を壊したかのようにも見えます。
もしかすると、怪我や病気になった人の分身土偶で、祈りを捧げて悪い部分を治す治療の方法だったのかもしれません。
↑↑ 
かもしれない~っていう説もありますね。
その1つを曖昧に書いたのですね
結局、真実はわからない。


あの時代、身に付けるお守りもあったみたいです。
いつの頃までなのだろうか、天皇や皇后が亡くなると殉死の風習があったのは。
そうそう、いつも思うのですが、土偶を見ていると現代アートにも見えて来ます。
芸術というのは、縄文時代も今もどこか共通点があるのがわかります。
ただね、岩手県盛岡市の手代森遺跡から出土した遮光器土偶の姿は、宇宙人に見えるから不思議です。
もしかすると、ウエストがくっきりとした女性群が、宇宙から日本にやって来たのかもしれません。
秋の夜長は縄文時代がピッタリかもしれません。