世見
2023年8月13日(日曜日)
日航機墜落事故
今年、故人を迎える初めての盆(新盆・初盆)を迎えられるご遺族もおられることでしょう。
故人が生前好んで召し上がっていた食事をお供えしてあげると、あの世で喜ばれると思います。
盆の入りの今日の夕方になると、家の前で迎え火を焚いて。仏壇の前などに盆棚を設けてご先祖様を迎えます。
しかしマンションに住んでいるため、ベランダで私は両親を迎えるための迎え火を焚きます。
いつも今頃になると思い出すのが、今から38年前の昨日(12日)起きた日航機墜落事故です。
520名もの犠牲者が出てしまった、忘れることの出来ない大惨事です。
羽田から大阪へ向かうJAL123便でした。
私もこの事故で知人を亡くしました。
奇跡的に4人の生存者が発見されたニュースを聞いた時は、涙が出ました。
まだこの事故は完全に解明されたわけではないといいますが、事故原因は圧力障壁の修理ミスによって生じた機体の損傷であり、機体のコントロールが不可能になったからだといわれています。
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朝まで機体がみつからないという報道に凄く違和感を抱いたのを覚えています。
爆発炎上していたのに朝まで見つからないハズがありません。
近所には村もありましたよね。
後々の話しでは村の方々は墜落したのを知っていたようです。
あの日から38年、私の今日の世見(よけん)をお読み下さる方の中にはまだ生まれておられない方もおられることでしょう。
墜落現場は直視できない光影が広がっていたのは、知人の死で分かったのは、ご遺体がなくとても悲しいお別れの葬儀でした。
毎年お盆になると、あの日のことが思い出されます。
坂本九さんも、この飛行機に乗っておられました。
昭和60年8月12日、38年前の心がいつまでも痛む事故でした。
今日は天をあおぎながら、事故でも災害でも戦争でも、悲しむ人が出ないことを心から願いたくなりました。
今日はお盆です。
あの世に旅立たれた御霊が、心穏やかなお盆を迎えられることを願い、手を合わせます。