世見
2023年7月20日(木曜日)
あの世
今月は土用の入りです。
自分にご苦労様と言いながら、今夜の夕食はごちそうの“うなぎ”かな。
だってね、一年で最も暑いといわれる時期が今の土用の頃なんですものね。
平賀源内さん。
あなたのおかげで今日うなぎの日になっちゃいましたよ。
暑中見舞を書く人が随分少なくなりましたが、親しい人に暑中見舞を送られるのも心が通じ合えていいと思います。
暑中見舞を出すのは今日辺りが一番ですからね。
昭和の夏は、怪談映画がよく上演されていました。
子供の頃、海か川の中で戸板がぐるりとひっくり返ったらとても恐ろしい人の顔が、板いっぱい映し出されるので、手で目を隠したことがありました。
今のように携帯電話という写真機のない時代です。
パチパチといつでも写すことも出来ず、映画というものは実在するかのような迫力がありましたからね。
あの世というのも、あの頃は現代人より信じていた人が多くいた気がします。
私ね、映画を見ていると、自分のこの世でのことや、あの世のことを映像で見れたと思ってしまうのです。
逢いたい人も映画の中で会えていて、それを見ているのでは、と思っています。
あの世というのは不思議な世界で、自分自身は肉体がないので自分の写し絵のように映画の中で自分が生きているかのような表現が出来、会いたい人とは意志が通じ合うと、双方が映画を見て、自分がこの世と同じ様に語り合えたりするのではと思えて仕方がないのです。
映画を発明した人、写真機を発明した人はあの世の記憶を使って、この世で形にしたと思ってもいます。
語るといってもわざわざ声を出さなくても相手に伝わるので、前世のように腹の内の思いとは違うことを話していても相手に分からない世界はなく嘘は存在しない世界があの世だと思ってもいます。
あの世を信じるか信じないかは、あなた次第ですが