世見
2023年3月29日(水曜日)

古代シリア文明  

この度のトルコ・シリア大地震では、シリアでも多くの犠牲者を出してしまいました。
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勿論、起きる前に書いていませんでした


シリアは、メソポタミアとエジプトという二大文明の間にありました。
シリアではレバノンスギを交易の中心とする古代シリア文明が生まれたのですが、このレバノンスギを巡る争奪戦が、凡そ5000年前から数千年間に渡って起きていました。
かつてはレバノンスギがあった森(レバノン山脈)も、今では不毛の地になっています。
緑に覆われていたことのあるレバノン山脈を、現代人は想像も出来ないことでしょう。
もしも、今もレバノンスギが生茂るレバノン山脈があったなら、砂漠化が進むことはなかったと思われます。
このことでもわかるように、古来、都市の繁栄の陰には、いつも自然破壊の歴史がありました。
古代シリア文明と言えばエブラ王国。紀元前3000年の頃のエブラ周辺は、川の水量が豊かで、オオムギやオリーブなどの農業が盛んでしたし、山地に自生する樹木も豊富にあり、レバノンスギは交易品として最も重要な木材でした。
人の歴史の上で、欲と言う生きものが動き出すと、平和に暮らしている他の村へと進攻してその欲を満たすということがみられます。
エブラ時代も同じです。
昔は数千年に渡る永い時を掛けて自然を破壊していったのに対し、現在の環境破壊は、日々加速度的に行われています。
国というものがどの様にして生まれるのかとても不思議に思います。太平洋には小さな島国が多くありますが、ニウエという国の人口は約2000人です。
地図で見付けたニウエ、トンガのお隣の国です。
この国の主要言語がニウエ語と英語なのですよ。
どんな国なのかとても興味が沸いています。
約2000人の人達が、ニウエ語と英語の2ヵ国語が話せるなんて凄いですね。

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過去の歴史は書けるのですが、未来のことは曖昧にしか書けません