世見
2023年3月18日(土曜日)

感謝とは 
 
今日は「お彼岸の入り」です。
ご先祖様を偲んで仏事を行う期間とされています。お墓参りをされる方もいらっしゃることでしょうね。
日本中晴れているといいのですが、あなたはご自分の心が喜ぶ言葉と出会いましたか?
私は不思議なくらい、心が曇りかけると、心が元気を取り戻す言葉と出会えて来ました。
アメリカインディアン達は巨大なピラミッドも、驚くような遺跡も、特に残してはいません。
彼らの生活はごく自然であり、大自然に溶け込み生きて来た人達に思えます。
235年前(1788年)といえば、今とは随分と違い、世界中に自然がいっぱいでした。
日本に於いては、明正天皇以来119年ぶりに女帝・後櫻町天皇が誕生した頃(1762~1770)です。
今からご紹介するショーニ族の首長(1708~1813)は、45歳であの世に旅立っていますが、こんな言葉を残しています。
「朝起きたら太陽の光と おまえの命と おまえの力に 感謝することだ。
どうして感謝するのかその理由がわからないとしたら、それはお前自身の中に罪がとぐろを巻いている証拠だ」
どうですか、心に温かなものが届きませんか。インディアンの言葉には「感謝」が多く出て来ます。
「水を運ぶ河と小川に」「果物を実らせてくれる生け垣に」「太陽が沈んだ後も闇を照らす光に」「慈悲深い眼差しで大地を見詰めて来た太陽に」「病気を治す力を持った様々な薬を恵んでくれる植物達に」‥‥。
これはイロクオイ族の祈りの言葉の一部分です。
現代人は「感謝」と言う言葉を使うものの、本当の意味の感謝心が薄れている気がします。
感謝とは‥‥を一度考えてみたいものです。